HDLコレステロールは増えすぎてしまったコレステロールを回収し、血管壁にたまったコレステロールを取り除いて、肝臓へもどす働きをします。そのため、HDLコレステロールが低いと、動脈硬化を促進するLDLコレステロールを回収できず、動脈硬化性疾患になりやすくなります。
LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やすには、食事の見直しや、運動不足の改善、禁煙が重要です。
担当:ドラッグユタカ管理栄養士
【コレステロール値を上げる食品】
お肉の脂身、洋菓子、肉加工食品、バターやチーズ
【コレステロール値を下げる食品】
野菜、果物、青魚、大豆
ただし、コレステロールを下げる食品だけを食べていると、値は下がりますが、献立づくりが難しくなってしまい、長続きしません。
ですので、毎日の食生活を意識してみてください。例えば、1日3食決まった時間に食べる、よく噛んでゆっくり食べる、野菜や汁ものから食べる、お菓子をだらだら食べないなどから気を付けてみましょう。
担当:ドラッグユタカ管理栄養士
お勧め商品:Hisamitsu コレストン
油には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類があります。全て避けるのではなく、油の種類を見て選んでみましょう。
不飽和脂肪酸の中でも、LDLコレステロールを減らす働きがあるオレイン酸を多く含むオリーブオイルは食事に取り入れやすくおすすめです。エキストラバージンオリーブオイルには、抗酸化作用があり、動脈硬化を予防する働きがあるため、お買い物の際に意識して選んでみてくださいね。
担当:ドラッグユタカ管理栄養士
食品からのコレステロールは、吸収量の個人差が大きいのですが、体内で合成されるコレステロールの1/3~1/7を占めています。私たちの体は、食事からのコレステロールの摂取量が多い場合には、体内での合成量は少なくなるように調節され、反対に食事からのコレステロールの摂取量が少ない場合には、体内での合成量が多くなるように調節されています。そのため、コレステロールの供給は常に一定に保たれるように調節されており、食事によるコレステロールの摂取量が血中コレステロール値に影響するという根拠は十分でないことが分かっています。食事からのコレステロールは、血中コレステロール値に直接の影響を与えないとは言うものの、血中コレステロール値が高い人は、コレステロールの過剰な摂取は好ましくありません。
担当:ドラッグユタカ管理栄養士
悪玉コレステロールは、LDLコレステロールとも呼ばれ、肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割を担っています。一方、善玉コレステロールは、HDLコレステロールとも呼ばれ、余剰になったコレステロールを回収する役割があります。 そのため、悪玉コレステロールが増えすぎてしまい両者のバランスが崩れると、血管の壁にコレステロールが蓄積され、動脈硬化を原因とする心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす恐れがあります。
悪玉・善玉という名前で呼ばれていますが、悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスを維持することで初めて、体に必要なコレステロールをうまくコントロールすることが出来ると言えます。
担当:荻原沙季
LDLコレステロールが上がる原因は、食事だけではなく、運動不足や飲酒、喫煙などさまざまです。
食事では、飽和脂肪酸を多く含む食品の摂りすぎに注意が必要です。飽和脂肪酸とは、肉やバター、ラードといった常温で固まる脂質のことをいいます。乳製品やチョコレート、スナック菓子などにも多く含まれます。
また、不飽和脂肪酸の摂取もおすすめです。不飽和脂肪酸は、植物や魚などに多く含まれており、常温では固まらない脂質です。油だとオリーブオイルやえごま油・アマニ油などがあります。
食物繊維にはLDLコレステロールを増えにくくする働きがあるため、野菜やきのこ類も積極的にとっていくと良いですね。
担当:溝口梨奈
お勧め商品:朝日 えごま油、日清オイリオ アマニ油
オリーブ油はHDLコレステロールを下げずに、LDLコレステロールを下げてくれる働きがあります。オリーブ油はドレッシングなど生食もできますし、加熱しても酸化しにくいのでとても使いやすい油ですが、油はどれも1gで9kcalあり大さじ1杯で111kcalになる高エネルギー食品です。摂りすぎると摂取エネルギー過多になりますので注意は必要です。
担当:白井優希
食事の工夫の一つとして、「糖質」を制限しましょう。糖質の過剰摂取は、体内で中性脂肪をつくるのです。糖質は果物や野菜にも含まれますが、それよりも加工食品から見直しましょう(「砂糖」が入ったものと言えばイメージしやすいでしょうか)。例えばクッキーやケーキなどの菓子類、ジュースなどの飲料には多くの糖質が含まれます。商品パッケージの裏を見てください。砂糖、果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖・・・これらすべて糖質です。間食されているなら、まずそこから減らしていきましょう。
担当:新宅恵
肉類の脂肪分のとりすぎには注意が必要です。牛肉や豚肉は脂身が少ない部位を選び、鶏肉は皮を取り除いて食べるようにしましょう。肉類の食べる量を少し減らして、その分大豆製品や魚のメニューに変えるといいですね。肉類は1日約80g(片手にのる量)を目安にしていただければ、食べても大丈夫です。
魚の脂肪にはEPAやDHAが含まれ、これらは血液中のコレステロールや中性脂肪を減らして血液をサラサラにしてくれると言われています。
担当:溝口梨奈
脂質異常症の原因の1つに食事中の飽和脂肪酸の摂り過ぎがあげられます。そのため、飽和脂肪酸を多く含む肉の脂身、バターやラード、生クリーム、インスタントラーメンなどの加工食品を食べ過ぎないようにしましょう。
また、LDLコレステロールを下げる成分を多く含む青魚(苦手な方はサプリメントもおすすめです)やオリーブオイルを積極的に食事に取り入れる事をおすすめします。
担当:早川千遥
お勧め商品:FNCCサプリメントDHA・EPA、日清オイリオ ボスコ、エクストラバージンオリーブオイル
動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。脂質異常症は食べ過ぎや肥満、運動不足などを原因とする生活習慣病の一つです。自覚症状はほとんどありませんが、特に問題となるのがLDLコレステロールです。治療せずに放っておくと、LDLが血管壁にたまり、動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳梗塞になる危険性が高くなります。また基準値よりもHDLコレステロール値がよりも低い、中性脂肪の値が高い場合も動脈硬化になりやすくなります。
担当:日野鮎美
血液中のコレステロールや中性脂肪の割合が異常になる病気です。血液中にはコレステロールや中性脂肪などの脂質があり、体の機能を保つための働きを担っています。通常、脂質は血中で一定の割合に保たれていますが、その量が基準値を超えたり、下回ったりすると脂質異常症と診断されます。
脂質異常症診断基準(空腹時採血)
担当:日野鮎美
油には種類があり、LDL(悪玉)コレステロールを増やす飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪(バターやラード)は摂りすぎ注意です。LDLコレステロールを減らす不飽和脂肪酸が多く含まれる植物性油脂(オリーブ油やキャノーラ油)を使うのがお勧めです。
担当:岡村実希
お勧め商品:オリーブオイル関係の商品、チアシード
HDLは体内に蓄積された古いコレステロールを回収し、肝臓に送る働きがある善玉コレステロールですよね。上げるというのは言いがたいのですが、豆乳など大豆製品には2%脂肪が含まれていますが、リノール酸やリノレン酸という不飽和脂肪酸がLDLさげ、HDLを増やす作用があるといわれています。またゴマのセサミンやカカオ70%のチョコもお勧めです。
担当:古田彩香
お勧め商品:70%チョコレート明治