目の使い過ぎによって、目の痛み・かすみ・充血といった目の症状以外にも、肩こり・頭痛などの身体症状を引き起こすことを眼精疲労といいます。単なる疲れ目とは違い、十分な休息や睡眠をとるだけではなかなか改善しません。近年、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けることにより、眼精疲労を引き起こす人が増えています。目の酷使のほか、矯正不良(メガネやコンタクトレンズの度数があっていない)・ドライアイ・老眼・白内障・精神的なストレスなども原因として考えられます。
目のまわりには眼球やまぶたを動かす筋肉があり、首や肩の筋肉とも連動しています。目を酷使すると目のまわりの筋肉に疲労や凝りが蓄積します。そして首や肩の筋肉も凝り固まって肩こりを引き起こすのです。
眼精疲労を放っておくと…
頭痛、吐き気、胃痛、集中力の低下、全身の倦怠感、不眠、軽いうつ状態など
日常生活に支障をきたすような症状に発展する可能性もあります。日頃から目を酷使する人は早めの対策を取りましょう。
眼精疲労解消法
肩こり解消法
首のストレッチ
首を前後左右に動かしたり、ゆっくり回す。
肩甲骨のストレッチ
ひじで円を描くようにしながら腕を大きく回す。
肩甲骨を意識して!
目の疲れに効果的な栄養素をご紹介します。毎日の食事に積極的に取り入れてみましょう。
ビタミンA:レバー・うなぎ・にんじんなど
ビタミンB群:豚肉・いわし・納豆など
ビタミンE:かぼちゃ・ほうれん草・ナッツ類など
アントシアニン:ブルーベリー・ナス・黒豆など
ルテイン:ほうれん草・ケールなど
タウリン:イカ・タコ・アサリなど