母乳には、さまざまな栄養素が入っているため、赤ちゃんのあたまを育てたり(DHA、アラキドン酸)、からだを育てたり(たんぱく質)、赤ちゃんを守る(オリゴ糖)といったチカラがあります。
ミルクはメーカーにもよりますが、母乳を調査して母乳の組成に近いものに作られているので、安心して使っていただけます。
母乳に少し足してあげたいとき、お母さん以外の方に預けるとき、お母さんの体調がすぐれないときなど、ミルクを活用してみるのもよいでしょう。
おむつかぶれを起こさないためには、肌を清潔で乾燥した状態に保つことが大切です。おしっこやうんちは肌にとって刺激をもたらす成分が含まれています。おしっこやうんちをしたら、すぐにおむつを取り替えましょう。また、おむつを取り替える際に、おしりふきやアベンヌウォーターを含ませたコットンなどでさっと拭き、肌を清潔な状態にして、ワセリンやベビーオイルなどの保湿剤で肌を保護しましょう。しっかり保湿をし、肌のバリア機能を高めることでおむつかぶれを起こしにくくすることが出来ます。気温が高くなり湿気や汗でおむつの中が蒸れた状態では、皮膚がふやけて傷つきやすくなるため、ベビーパウダーなどで汗や湿気による水分を吸収し肌をさらさらにしてあげましょう。
内臓機能が成長した6歳以降になります。
調味料を使いだすタイミングとしては、9か月以降で少量から始めます。
3歳程度まではだしのうまみなどを生かしてできるだけ薄味にするのが望ましいです。
4~5歳から少しずつ味付けに変化を与え6歳から大人とほぼ同じ味付けで構いません。
ただし、大人と同じ食塩相当量になるのは12歳以降なので濃い味付けや刺激のある調味料は使用しないようにしましょう。
ミルクの量は、離乳食に慣れてくると一時的に少なくなることがあるため、あまり気にしなくてもよいと思います。しばらくすると飲む量は元に戻ることがほとんどです。対応の工夫としては散歩に出かけたり、よく遊ぶことで食べるときや飲むときにお腹がすくように生活にメリハリを持たせます。お子さんの機嫌が良くない、尿の回数や便が少ない、乳児身体発育曲線に沿って体重が増えていない等の様子が見られたら、医師に相談するようにしましょう。
無理強いさせる必要はありません。手がべたつくのが苦手で積極的ではない赤ちゃんもいます。その場合、手がべたつきにくい食事にしてみるのもいいかもしれません。おかずが直接手につかないようにパンを使ったロールサンドやサンドウィッチにして食べさせるのもおすすめです。また、口をあまり動かさず食べ物をまる飲みしていたり、離乳中期(7~8ヶ月)の硬さや大きさの食べ物を口から出してしまう場合はまだ手づかみ食べを急ぐ必要はありません。
注意する点が3つあります。1つ目は、子供の月齢や固さのあったものを選び、与える前には一口食べて確認すること。2つ目は、ベビーフードを選ぶ際には料理や原材料が偏らないようにすること。3つ目は、開封後の保存には注意し、食べ残しや作り置きは与えないこと。以上の3つになります。ベビーフードは衛生的で離乳食づくりの負担が軽減し便利ですし、離乳食の形や大きさのお手本にもなります。普段赤ちゃんに与えているものより味がしっかりしているように感じるかもしれませんが、その月齢の赤ちゃんにあった塩分濃度に調整されています。注意点を守り、安心して使用してください。
この時期のお子さんは、様々なことに興味を持つようになるため、気分にむらが出て、食べたり、食べなかったりします。食事に集中しやすいように、食事の時はテレビを消したり、おもちゃなど赤ちゃんの興味が移りそうなものは片づけておくと良いですよ。
食べむらがあっても、顔色が良く、機嫌が良いようであればそこまで心配しなくても大丈夫です。無理せず、食事のリズムをいいていにしたり、色々な食事を体験させてみてはいかかでしょうか。
さまざまな事情で母乳をあげることができないときは、ミルクが強い味方になりますよね。
夜中のミルクには、液体タイプのミルクがおすすめです。アタッチメントをつけるだけで、常温でそのまま飲むことができるものもあり、ミルクを測る必要がありません。ただし衛生的にも、飲み残した分は廃棄してください。
また、液体タイプのミルクは、お出かけの際や、災害時などもしものときにも大変おすすめです。
お家にいくつか持っておくのも一つですね。
お子様がまだ母乳を飲んでおられるのならば、無理にやめる必要はありません。保育園に行くとお母さんと離れる時間が増えてしまいます。母乳をあげている時間はお母さんとお子様のスキンシップの時間でもあり、精神安定にもなります。お母さんが大丈夫そうであれば、朝、帰宅後、夜などお家にいる時間はお子様の欲しがるときにあげてください。お忙しいと思いますが、帰宅後はお子様とたくさんスキンシップをとれるといいですね。
17カ月ということで自己主張が出てくる時期かと思います。
「イオン飲料やジュースは間食(おやつ)の時間だけにして、ご飯の時はお茶にしようね」などと声掛けしてみましょう。大人やお友達がおいしそうに飲んでいる姿を見せたり、氷を入れてみたりすると、飲みたい意欲が引き出せるかもしれません。
いろいろなものを飲んだり食べたりする経験が増えると、イオン飲料へのこだわりは少なくなりますよ。
離乳食を始めるとうんちの状態や量も変化しますし、回数も多くなったり、少なくなったりしますよね。便が固すぎてうんちのたびに泣いていたり、おなかがぱんぱんで食事の量が減るなどが見られれば、便秘かもしれません。また、おしっこの色が濃くなったり、量が少ないようであれば水分が足りていないのかもしれませんね。
母乳だけでなく、お茶や白湯などの水分補給のほかに、汁物の食事を加えてみましょう。具沢山の味噌汁やポトフ、野菜あんかけなどがおすすめです。また、水分の多い果物(いちご、オレンジ、りんご)も水分摂取が補えます。果汁は糖分の働きで便を柔らかくしてくれます。
新生児の赤ちゃんには、基本の肌着にプラスして季節に合わせたものを着せてあげましょう。
【肌着の基本スタイル】
短肌着+コンビ肌着
※秋生まれの場合は、短肌着は使わない場合もあります。赤ちゃんに合わせて用意しましょう。
【季節に合わせたスタイル】
秋:ドレスオール(+寒い日はベスト)
冬:ドレスオール+ベスト
(お出かけの歳には、おくるみやバギーオール)
特定の食べ物を避けたり遅らせることでアレルギーのリスクが減るわけではありません。
どの食材も、赤ちゃんの様子を見ながら少量ずつ与えましょう。アトピー性皮膚炎の診断があるなどアレルギーのリスクが高い場合は専門医へ相談しましょう。
まだ手でつかんで食べることに興味が無かったり、手が汚れることが嫌いで、つかみ食べをしないのかもしれません。つかみ食べをせずにスプーンやフォークが使えるようになる子もいるので、心配はいりませんよ。おもちゃを口に持っていくことが増えてきたら、手づかみ食べのサインになるので、まずは赤ちゃんせんべいから始めてみてはいかがでしょうか。
また大人のまねっこも徐々に出来てくる時期なので、おうちの方も一緒につかみ食べをして見せてあげると、やってくれるかもしれません。離乳食は一進一退なので、目安月齢でできなくても大丈夫ですよ。
医薬品の有効成分としては適応する虫の種類がより多い”ディート”は6か月から、肌の刺激の少ない”イカリジン”は年齢制限なくお使いいただけます。また、ハーブを使った虫よけでは、シールタイプやベビーカーに吊り下げるタイプもあります。
お出かけの場面に応じて選べます。虫の多い場所や長時間のお出かけには医薬品タイプが良いでしょう。
いずれの場合も、スプレータイプは一度大人の手に取ってから赤ちゃんのお肌に塗るようにしましょう。
手づかみ食べを絶対しなければならないということはありません。手づかみ食べに興味を持たない子や手が汚れるのを嫌う子もいます。手づかみ食べをすることによって、小さなものをつまむ練習になったり、手につかんだものを口へ運ぶという動作によって、のちのちスプーンを使う時の練習にもなります。お母さんやお父さんの気持ちや時間に余裕があるときに、スティック状や1cm角くらいに柔らかくゆでた野菜などでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?ゆでた野菜であれば汚れも少ないかと思います。
くだものは甘くておいしく、ビタミンCや食物繊維がたっぷりなので、毎日摂ってもらいたい食べものです。
1~2歳のくだものの1日量は100g(みかん1個程度)、幼児期は150g、大人は200g程度です。食べすぎると、くだものだけでお腹がいっぱいになり、栄養が偏りやすいので気をつけましょう。
また、缶詰のくだものやドライフルーツは糖分が多いので、旬のくだものを与えるようにしましょう。
なるべく小さいサイズを選んだり、家族と分け合ったりしながら、大好きなくだものを楽しめるといいですね。
お薬は母乳中に移行するものもあるため、授乳中は出来るだけ市販薬の服用を控えて頂く事が一番です。どうしてもつらく服用する場合は、授乳直後のタイミングでお薬を服用し、服用後6時間程は授乳を避けた方がいいでしょう。また、お薬の服用期間だけ授乳をお休みし、粉ミルクに変えるのも一つの手です。粉ミルクを飲んでくれるのであればこちらの方が安心でしょう。
泣き声が小さいと心配になりますよね。
赤ちゃんの泣き声にも個性があり、また、生まれた時の体重や性別でも違いがあると言われています。
一般的に体の大きい子や、男の子の方が泣き声も大きい傾向にあるようです。
泣き声が小さくても、母乳やミルクをよく飲んで、機嫌が良く、体重が増えていれば心配ないでしょう。
あまり心配はせず、泣き声が聞こえてきたら声をかけて、お世話や相手をしてあげてくださいね。
赤ちゃんはミルクを飲む時に空気も一緒に飲み込むため、お腹に空気が溜まってしまい、飲んだミルクを吐き出してしまうことがあります。
そのため、授乳後は背中をトントンして、できるだけげっぷを出させてあげてください。
ですが、げっぷが出やすいかどうかは個人差があります。げっぷが出ない時は、仰向けや横向きに寝かせてあげましょう。吐き戻しで喉を詰まらせないように、首だけ左右どちらかに向けてあげると安心です。