多くの害虫は、梅雨~夏頃にかけて繁殖シーズンを迎えます。そのため、梅雨前の5月から害虫対策をしておくことが重要です。
蚊の発生を防ぐには、蚊の幼虫であるボウフラを発生させないことが効果的です。蚊はわずかな水たまりでも産卵するため、バケツや古タイヤ、空き缶などに溜まった水は処理しておきましょう。
側溝・排水溝のボウフラ対策には、専用の殺虫剤も市販されています。家の周りの蚊に悩まされている方は活用してみましょう。
虫よけは主に医薬品と医薬部外品に分けられています。
虫よけの主成分「ディート」の濃度が12%以上のものは医薬品、10%以下のものは医薬部外品に分類され、ディートの濃度が高いほど持続時間が長くなります。
虫よけの持続時間
5~8時間
3~4時間
一般的な医薬部外品の虫よけは、3時間を目安に付け直すと効果的です。また、汗をかくと虫よけ効果が薄れてしまうので、その都度付け直しましょう。
ダニは5月頃から繁殖が盛んになり、梅雨に繁殖のピークを迎えます。スプレーやくん煙剤を使って効果的にダニの繁殖を予防しましょう。5~10月までは月に1回実施すると効果的です。
Point!
天日干しより布団乾燥機
ダニは50℃以上でないと死滅しません。布団乾燥機のほかに、アイロンのスチームを当てるのも効果的です。
Point!
掃除機は1箇所につき20秒間かける
布団乾燥機やダニスプレーでダニを退治したあとは、ダニの死骸やフンを掃除機で吸い取りましょう。
ゴキブリの最盛期は7~8月です。5月のうちはまだ個体数が少ないため、この時期に1度くん煙剤で駆除しておくことが重要です。また、繁殖機能を持っていない幼虫のうちに駆除しておけば、その後の繁殖を防ぐことができます。
ゴキブリの卵は硬い殻で覆われており、くん煙剤では駆除できないため、卵が羽化する2~3週間後にもう1度くん煙剤を焚くことで、駆除効果が高まります。
毒エサは、台所や洗面所を中心に1m2あたり1個を目安に置きましょう。半年ごとに新しいものに取り換えるのがポイントです。
Point!
梅雨入り前に草むしりをしても、地面が湿っているとまた発芽して雑草がどんどん生えてきてしまいます。また夏に入ると一気に根を広げ、簡単に抜けなくなってしまうため、梅雨明け後に一気に草むしりをしてしまうのがおススメです。
Point!
除草剤は一方向だけではなく、格子状に撒くとより効果的です。
液剤タイプ
即効性があり、成長してしまった雑草を枯らすのにおススメ。
顆粒タイプ
残効性が高く、雑草が生える前の土壌に撒くことで予防効果が期待できる。
除草剤の代わりに砂利や砕石を敷き詰めて雑草を生えにくくする方法です。3~5cmくらいの厚さに砂利や砕石を敷き詰めると、3~5年は雑草が生えづらくなります。
害虫・雑草対策関連商品については、DRUGユタカの従業員へご相談下さい。