体のコントロールを行う自律神経のバランスが崩れることで、さまざまな不調や疾病を引き起こす状態を自律神経失調症といいます。不規則な生活や身体的・精神的ストレスなどが原因といわれており、症状がひどくなると日常生活に支障をきたす恐れもあるので注意が必要です。
自律神経は、体を活発に動かすときに機能する交感神経と、夜間やリラックスしているときに機能する副交感神経の2つに分かれており、これらがバランスを保つことで体の調子を整えています。しかし不規則な生活やストレスなどによりこのバランスが崩れると、体や心にさまざまな不調が現れることがあり、これを自律神経失調症といいます。
頭痛・動機・息切れ・めまい・だるい・眠れない など
情緒不安定・イライラ・不安感・集中力の低下 など
自律神経失調症は、その傾向によって4タイプにわけられるといわれています。
日常のストレスが原因となる。几帳面・まじめな性格の人に該当する。体と心の両方に症状が現れる。
心身症型自律神経失調症がさらに進行し、うつ症状となる。頭痛・だるさ・食欲不振・不眠などの症状が現れる。
感受性が敏感な人に該当し、少しの精神的ストレスでも自律神経を崩してしまう。
生まれ持った体質(低血圧・虚弱体質など)によって自律神経が乱れやすい体質の人が該当する。
たんぱく質(肉類、卵)、ビタミンB1(豚肉、ほうれん草)、
ビタミンB12(レバーや赤身肉)など
必要以上に気にせず、いつも通りに接することが大切です。相手の体調が悪そうなときやいつもと様子が異なるときは、サポートをしてあげましょう。様子を見ながら、「大丈夫?」と声をかけるだけでも良いでしょう。周囲からの配慮やサポートが、相手の心の支えとなることもあります。