「雨が降りそうになると頭痛がする」「梅雨の時期になると古傷が痛む」など、天気・気圧・湿度の変化により体の不調を感じたことはありませんか?その症状は「気象病」かもしれません。
気象病の主な原因は気圧の変化で、内耳という器官が関係しています。気圧が変化すると内耳から脳に伝達され、体を順応させようとします。この内耳が気圧の変化に敏感だと、わずかな変化でも脳に過剰な情報が伝わり、頭痛・めまい・ぜんそく・関節痛・神経痛・鬱など、さまざまな体調不良を引き起こします。
近年、極端な気象現象が目立つようになり、気象病の患者数も増加しています。
以下の中であてはまる項目が多いほど、気象病にかかる可能性が高いので注意が必要です。
※佐藤 純著『なんだか調子が悪いのは「天気痛」かもしれません』株式会社PHP研究所より一部抜粋
両耳をつまんで上下・左右にひっぱったり、ゆっくり5回まわしてマッサージしましょう。朝・昼・晩、毎日行うことで内耳の血流が良くなり、予防につながります。
血流を改善する抗めまい薬や、内耳のリンパ液の流れをよくする漢方薬などで改善することもあります。まずはかかりつけの医師や薬剤師に相談してみましょう。