本格的な夏の到来とともに注意したい熱中症。症状が進むと命にかかわることもあるため、適切な処置や予防法を確認しましょう。
熱中症は、温度や湿度の高さに体が適応できないことで、さまざまな症状を引き起こします。とくに次のような症状を感じたら注意が必要です。
Check! こんな日はとくに要注意
梅雨明け後・・・・・体がまだ暑さに慣れていない時期は、十分に体温調整ができません。
熱帯夜の翌日・・・・睡眠不足で体に疲れが残り、熱中症を発症しやすくなります。
風が弱い日・・・・・汗が蒸発しにくく、熱が体にこもりやすくなります。
涼しい場所に移動させて衣服の締め付けを緩め、経口補水液などを飲ませます。
※吐き気・おう吐があったり意識がなかったりする場合は、水分が誤って気道に入ることがあるため無理に飲ませないで下さい。
濡れたタオルで体を拭いてうちわであおぎ、冷たいペットボトルや氷を入れたビニール袋などで冷やします。体の中で太い血管が通っているところを冷やすと効果的に体温を下げることができます。
自力で水分を摂取できなければ、すぐに医療機関を受診しましょう。意識がない場合は救急車を呼んで下さい。
汗をかくと、水分と一緒に塩分(ナトリウム)などの「電解質」が失われます。水分補給として水だけを摂取すると、電解質濃度がさらに下がって脱水症状を引き起こす危険性があるので、電解質も補給できる飲み物をこまめに飲むことが大切です。
経口補水液
電解質と糖分のバランスがよく、熱中症の症状が出たときに適しています。
アイソトニック飲料
体液とほぼ同じ浸透圧で、糖質も多いので体を動かす前におススメです。
ハイポトニック飲料
体液よりも浸透圧が低く吸収が早いため、汗を多くかいた後に向いています。
Point!
熱中症対策に向かない飲み物は?
カフェインを含む緑茶やコーヒー、アルコール類には利尿作用があります。そのため脱水症状の原因になる可能性があるので、注意が必要です。
バランスのよい食事をとり、熱中症になりにくい体をつくりましょう。夏野菜(トマト・ナス・きゅうり・ゴーヤなど)に含まれる水分やカリウムは、汗で不足する水分を補給し、熱がこもった体をクールダウンする効果があるので、積極的に摂取して下さい。
<材料>
きゅうり・・・・・1本
塩昆布・・・・・・5g
酢・・・・・・・・大さじ1
すりごま・・・・・大さじ1/2
きゅうりは90%以上が水分。さらにカリウムなどのミネラルがバランスよく含まれています!
熱中症になりにくい体をつくる「
暑熱順化とは、体が暑さに慣れていくことを指します。運動や半身浴、サウナなどで汗をかくと、徐々に暑さへの耐性ができて熱中症になりにくくなります。1週間ほどで効果が出るため、本格的な暑さになる前から取り組みましょう。
熱中症対策関連商品については、DRUGユタカの従業員へご相談下さい。