感染症対策関連商品については、DRUGユタカの薬剤師・医薬品登録販売者へご相談下さい。
感染症の原因となるウイルスは、15℃以下の低温・40%以下の低湿な環境を好みます。そのため冬はウイルスの生存期間が長くなります。また空気が乾燥し、ウイルスが空気中を浮遊しやすくなります。私たちの体も、体温の低下にともなって免疫力が低下したり、のどや気管支の粘膜が乾燥したりすることでウイルスに感染しやすい状態になるのです。
病原体を含む咳やくしゃみの飛沫によって感染。通常の風邪に比べて全身症状が強い。
38℃以上の発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛など
乳幼児の発症が多く、肺炎などを併発して重症化することも。飛沫や接触によって感染する。
発熱、咳、鼻水、鼻づまりなど
加熱不十分な二枚貝などの食べ物や、感染者の嘔吐物・便から感染。11月~2月に流行。
発熱、嘔吐、下痢など
3歳までの乳幼児に多い。感染者の嘔吐物・便から感染。1~4月に流行。
白っぽい便の下痢など
風邪の症状といえば、咳・くしゃみ・鼻水などが一般的。発熱してもさほど高熱にはなりません。しかしインフルエンザは、38℃以上の高熱・体のだるさ・関節痛などの強い痛みが表れます。
風邪 | インフルエンザ | |
---|---|---|
発症 | ゆっくり発症することが多い | 急激に発症することが多い |
期間 | 7~10日 | 1週間程度 |
発熱 | 38℃くらいまで | 38~40℃の高熱 |
特徴 | くしゃみ、鼻水、鼻づまり、軽い頭痛や体のだるさ、軽い咳 | 強い頭痛、関節痛や全身のだるさ、ひどい咳 |
手指で目や鼻、口の粘膜に触れないようにし、こまめに手洗いをします。粘膜に咳やくしゃみなどによる飛沫を浴びないよう不織布マスクやメガネを着用しましょう。
常に窓の隙間を開けるか、定期的に2方向の窓を数分間開けて換気をします。また加湿器などを使って湿度を40%以上に維持しましょう。
温かい飲み物で体を温めたり、食物繊維・発酵食品を積極的に摂り入れて免疫力を高めましょう。十分な睡眠、適度な運動など規則正しい生活を心がけることも大切です。
インフルエンザの予防接種を受けよう
インフルエンザは12~4月頃に流行するため、予防接種は12月中旬頃までに済ませておくのがおススメです。12歳までは2回接種が必要なので、計画的に受診しましょう。
ウイルスの種類によっては、重症化すると命にかかわる場合もあります。感染症が疑われる症状を感じたときは、速やかに医療機関を受診することが大切です。
体を温めて十分な睡眠をとると、ウイルスの侵入を防ぐ気管支の粘膜が分泌されやすくなります。感染を広げないためにも自宅で十分な休養をとるようにして下さい。
脱水症状の予防のため、こまめに水分補給します。ただし嘔吐や下痢が続く場合は、大量の水分を摂ると胃が刺激されて吐き気を促す場合があるため、少量ずつ飲むようにしましょう。
汚物や吐物はすばやく処理をしましょう
汚物や吐物はマスクと手袋をして拭き取り、水1Lに20mlの塩素系漂白剤を加えた次亜塩素酸ナトリウム液で消毒します。拭き取ったぞうきんやペーパーはすぐにビニール袋に入れて廃棄し、処理後は手洗い・うがい・手指消毒をして下さい。
使用上の注意
※商品により塩素濃度が異なるため、表示を確認してから行って下さい。
※原液が皮膚や衣類に付着した場合は直ちに水で洗い流して下さい。
※他の洗剤と混ぜると危険な場合があるため、十分に注意して下さい。