今回は、人には相談しづらい体や心のお悩みについて、DRUGユタカの薬剤師がお答えします。
ご家族やご友人など身近な方々のサポートは心強いですが、身近な方には相談しづらい健康の不安やお悩みもあると思います。そんなときは、DRUGユタカの薬剤師にお気軽にご相談下さい。
A 痔の種類により、場合によっては手術が必要になります。痔には大きく分けて、いぼ痔、切れ痔、痔瘻の3種類があります。いぼ痔は「肛門にできた静脈瘤のようなもの」で、手術で取り除くこともできますが、生活に支障がなければその必要はありません。切れ痔(裂肛)は肛門のケガの一種で、傷が治れば手術の必要はありません。痔瘻は、肛門の中の小さなくぼみから便が入り込み、細菌感染を起こして膿が溜まり、膿の通り道ができてしまった状態です。痔瘻で膿が大量に溜まってしまった場合には、切開排膿が必要となります。
A まず、生理痛を我慢することで痛みに強くなり改善してくるということはありません。次に、鎮痛剤の常用による薬への慣れや、症状の悪化を心配されているかと思いますが、薬を上手に使いながら、生理痛を緩和する他の方法と組み合わせ、生活習慣を改善していくことが重要です。鎮痛剤の中でも生理痛専用薬を利用したり、漢方薬と組み合わせたりする方法もあります。生理痛の原因は、骨盤内のうっ血や、経血を押し出そうとする子宮の収縮などです。腰・腹部付近を温めたり、血行をよくする体操をしたりすることも有効です。
A イライラとは、不安やいらだち、怒り、悲しみなどを伴うストレス反応です。イライラを抱える人は、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌が多く、心拍数が増加し、筋肉や血管が収縮して血圧も上がりやすくなります。また、ストレスホルモンと呼ばれ、血糖値を上げるコルチゾールが大量に分泌されるため、糖尿病や動脈硬化などの病気につながる可能性もあります。不眠はさらにイライラを誘発し、悪循環に陥りやすくなります。イライラの症状が出た場合は、「深呼吸をする」、「軽い体操をする」、「15分程度の昼寝をする」などが有効です。
A まずはご自身の尿もれタイプと原因を知り、それに応じた対処をすることが重要です。尿もれには大きく分けて、咳やくしゃみ等の刺激で起こる「腹圧性尿失禁」と、トイレまで我慢できずに起こる「切迫性尿失禁」があります。今回の場合は腹圧性尿失禁である可能性が高く、その原因の大半が尿道を締める骨盤底筋が緩んで起こります。その対策として、薬により尿道を締める方法がありますが、根本解決にはなりません。尿もれには、骨盤底筋トレーニングにより筋肉を鍛える方法が有効です。それでも改善しない場合は、尿道を狭くしたり補強したりする手術があります。