大人用紙おむつの種類
アウター(外側の紙おむつ)
パンツタイプ
おしっこ1~2回程度吸収する薄型タイプや、おしっこ4~5回分程度吸収する厚型の長時間タイプの紙おむつがあります。
また、尿とりパッドを一緒に使用することで交換の際にもパンツを脱ぐ手間がなくなり、コスト面でも経済的です。
テープタイプ
おしっこ2~4回分の吸収力がありますが、中に尿とりパッドを併用することでさらに吸収力を補完することができます。また尿とりパッドを使用することで、交換も簡便になりコストの面でも経済的です。
<アウター(外側の紙おむつ)の選び方>
日常生活動作 | 排泄する場所 | タイプ | |
歩く・立つ・座る動作ができる方 | トイレ・ポータブルトイレへ移動できる方 | ![]() |
パンツタイプ |
寝て過ごすことが多い方 | ベッドからの移動が困難な方 | ![]() |
テープタイプ |
日常生活動作 | 歩く・立つ・座る動作ができる方 | 寝て過ごすことが多い方 |
排泄する場所 | トイレ・ポータブルトイレへ移動できる方 | ベッドからの移動が困難な方 |
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タイプ | パンツタイプ | テープタイプ |
インナー(内側のパッド)
パンツタイプ用パッド
パンツタイプの紙おむつ専用の尿とりパッド。開きやすくつけやすいのが特徴。またパンツの上げ下げ時もズレにくいです。
テープタイプ用パッド
テープ止めタイプにフィットしやすい形状の尿とりパッド。男性・女性によって形状が異なるものもあります。
POINT!
- 「長時間用パッド」と「モレにくいアウター」を組み合わせたり、「軽くてはき心地のよいアウター」と「薄型パッド」を組み合わせるなど、要介護者の体調や生活リズムにあった組み合わせを工夫しましょう!
大人用紙おむつのサイズの選び方
パンツタイプはウエストで、テープタイプはヒップに合わせて選ぶのがポイントです。
「パンツタイプ」はウエストサイズを参考に選びましょう
ご本人が着脱される場合は、ひとまわり大きいサイズの方が上げ下げしやすい場合もありますが、大きすぎるとモレにつながる可能性がありますので、ウエストがぴったり合うサイズの選択をおススメします。
「テープタイプ」はヒップサイズを参考に選びましょう
装着後、紙おむつとお腹の間に手の平が入るくらいのゆとりができるサイズが適正サイズです。テープが余ってしまう場合、テープを交差させるように少し斜めに貼るとぴったり合う場合もあります。
大人用紙おむつのモレを防ぐには?
パンツタイプのモレを防ぐコツ
紙おむつに両手を入れて、前後(お腹側とお尻側)に2~3回伸ばし、足まわりのギャザーをしっかり立たせてから使いましょう。

- パンツタイプは左右に伸ばしても、ギャザーは立ちません。
パッドと併用する場合
パッドが紙おむつのギャザーの内側にしっかりと収まるようにセットしましょう。
テープタイプのモレを防ぐコツ
紙おむつを前後に2~3回伸ばし、左右のギャザーをしっかり立たせましょう。
上のテープはお腹まわりを、下のテープは足まわりのサイズを調整します。
痩せている方は、テープを交差させるように貼ると、すきまができにくくなり、モレを防ぐことができます。
大人用紙おむつは医療費控除の対象です!
医療費控除とは、1年間に10万円以上の医療費を支払った場合に、納めた税金の一部が還付金として戻ってくる制度のこと。医師が必要と認めた「大人用紙おむつ」などの購入費も医療費控除の対象として認められています。
*医療費控除の申請には、「医療費控除の明細書」と医師が発行する「おむつ使用証明書」が必要です。
医療費控除について詳しくはコチラから