床ずれを防ぐには

今回は、寝たきりの高齢者に起こりやすい床ずれの症状や、予防方法についてご紹介します。

監修:岡田 真見
大王製紙株式会社
介護福祉士/認知症サポーター

岡田 真見

介護関連情報については、DRUGユタカの従業員へご相談下さい。

床ずれはどんな症状?

床ずれは、布団や車椅子などに長時間接することで皮膚が圧迫されて血流が悪化し、皮膚の組織が壊死してしまう状態です。初期であれば治癒する場合が多いですが、重症になると皮膚に穴が開いて骨が露出し、完治が難しくなります。

●床ずれができやすい部位

骨が出っ張った部位は床ずれができやすくなります。とくに発生しやすい部位は、仰向けの場合は仙骨部、横向きの場合は大転子部です。

<初期の床ずれの見分け方>

床ずれのでき始めは、皮膚が赤くなる「発赤」が起こります。床ずれであるかどうかの判断は、それが一時的であるかどうかです。発赤部分を指で3秒間押し、離したときに皮膚が白く変化した場合は一時的な発赤(反応性充血)ですが、赤みが変わらなければ床ずれの可能性が高くなります。もし白くなった場合も、床ずれにならないように注意して観察してください。

床ずれの予防方法

●体位変換

2時間を目安に、こまめに体位を変えましょう。エアマットレスなど体圧分散用具を使うのも有効です。

<体圧分散用具の例>

  • エアーマットレス
  • 特殊ベッド(ウォーターベッドなど)
  • ウレタンマットレス
  • パッド(部分的な体圧分散用具) など

●スキンケア

入浴などで肌を清潔な状態に保ちましょう。保湿クリームを塗り、乾燥を防ぐことも大切です。

●栄養管理

健康な皮膚をつくるため、たんぱく質・亜鉛・カルシウム・ビタミンなど、十分な栄養素を摂りましょう。

●摩擦の軽減

体を動かす際の摩擦によって床ずれが起こることがあるため、移動する場合はできるだけ体を持ち上げ、シーツや寝衣などのシワや縫い目が皮膚に直接あたらないようにしましょう。


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