PMS(月経前症候群)は、月経が始まる3~10日前頃からあらわれる心や体のさまざまな不調のことです。症状は月経が始まると軽くなったり消えていきます。原因ははっきりとわかっていませんが、排卵後の女性ホルモンの変動が関係していると考えられています。多くの女性が月経前になんらかのPMSの症状を抱えていると言われていますが、日常生活に支障をきたす場合には治療が必要になることもあります。

月経前に、次のような心や体の不調はありませんか?



このような症状により、日常生活や対人関係に支障が出ている場合は早めに医療機関に相談しましょう。
まずは手帳やアプリで月経周期と症状を記録し、体調の変化を把握しましょう。PMSの症状を和らげるには、生活習慣を整えることが大切です。カルシウムやマグネシウム、ビタミンB6を含む食品を取り入れ、バランスのよい食事を心がけます。カフェインや糖分のとりすぎは、イライラや情緒不安定を悪化させる原因になるため注意しましょう。適度な運動や十分な睡眠、リラックスできる時間も症状の改善に役立ちます。

PMSの中でも、とくに精神的な症状が強くあらわれる状態を「PMDD(月経前不快気分障害)」といいます。強いイライラや気分の落ち込み、不安感、涙もろさなど心のコントロールがきかなくなり、仕事や家事、人間関係に大きな影響を及ぼすことがあります。「生理前だから仕方ない」と我慢せず、早めに医療機関へ相談しましょう。適切な治療やサポートにより、症状の改善が期待できます。
