男性の更年期障害は、医学的には「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれ、40代以降の男性に多くみられる疾患です。加齢やストレスなどにより男性ホルモン(テストステロン)が減少することによって引き起こされ、幅広い不調が日常生活に影響を与えることもあります。
主な症状
身体的症状疲労感、耳鳴り、ほてり、発汗、性欲減退、ED(勃起不全・勃起障害)など
精神的症状イライラ、気分の落ち込み、睡眠障害、集中力の低下、やる気の減退など
あまり深く考えずにチェックしてみましょう。
チェックしてみよう!
①と②の2項目にチェックまたは3つ以上の項目にチェックが入る場合は、男性の更年期障害の可能性があります。
男性の更年期障害は、男性ホルモンの低下だけでなくストレスや生活習慣の乱れが大きく影響します。症状の緩和や改善には、セルフケアが有効です。
女性の更年期障害は、閉経を境に急激に女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで症状が現れます。一方、男性の場合は、男性ホルモン(テストステロン)が20代から徐々に減少するため、更年期障害であることに気づかない方が多くいます。なんとなく不調を感じながら日常生活を過ごし、加齢による身体機能の衰えなのか更年期障害なのか区別がつきづらいのが特徴です。セルフケアで改善しない場合や気になる症状があるときは、男性更年期外来や泌尿器科を受診しましょう。
