PMS(Premenstrual Syndrome)は、日本語で「月経前症候群」のことを指します。月経の3~10日ほど前から精神的・身体的な不調が起こり、月経が始まると弱まっていくのが特徴です。はっきりとした原因はわかっていませんが、排卵から月経までの期間に体内で「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンが分泌され、これらの急激な変動がPMSを引き起こしているといわれています。
PMSは人によってさまざまな症状がみられ、その種類は200以上ともいわれています。まずは自分の症状や体調の変化の特徴を把握してみましょう。
重症の場合には心の症状が強く現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。
PMSと上手に付き合うために、生活のリズムを見直してみましょう。
PMSの中には、精神的に不安定な状態になる月経前気分障害(PMDD)もみられます。「イライラや倦怠感で仕事や学校を休むことがある」、「対人関係に支障をきたす」など日常生活に影響が出て悩んでいる人は、放置せず早めに医療機関を受診しましょう。