熱中症はいつ起こるかわかりません。正しい水分補給と暑さ対策で熱中症を予防しましょう。
外出時に持ち歩くべきアイテムは?
暑い日のお出かけは、熱中症や脱水症のリスクが高まります。飲み物だけでなく、体を冷やすアイテムも持ち歩きましょう。
「のどが渇く」ということは、体内の水分不足を示すサインです。そのときにはすでに、脱水症が始まっているといわれています。外出時は水筒やペットボトルを持ち歩き、こまめに水分補給をしましょう。
汗で濡れた服は通気性が悪くなり、体温が下がりにくくなります。たくさん汗をかいたら、すぐ着替えられるように準備しておきましょう。服の素材は汗を吸ってくれる吸水性と、汗をすばやく乾かしてくれる速乾性に優れた綿・麻・ポリエステルなどがおススメです。
頭や首筋に直射日光が当たらないように、帽子や日傘を使用しましょう。帽子はできるだけつばが大きい物がおススメです。キャップの場合は、中にタオルを入れて首筋に垂らしたり、首にタオルを巻いたりして工夫しましょう。
上がりすぎた体温を下げるために、うちわや扇子を持ち歩くこともおススメです。風を起こすことで汗を蒸発させ、体温を下げてくれます。また、熱中症の応急処置の際は、肌に水をかけてうちわであおぐことで、効率よく体を冷やすこともできます。
市販の冷却シートや冷却スプレーなども、すばやく熱を発散してくれます。暑いと思ったときにすぐ使えるので、夏に持ち歩きたいおススメアイテムです。
日頃の生活で気をつけることは?
正しい水分補給をしよう
水分補給はどんな飲み物でもよいというわけではありません。汗のかき方や生活シーンに合わせて飲み物を選びましょう。
あまり汗をかかない日常生活での水分補給には、水・麦茶などのノンカフェイン飲料が適しています。
ナトリウム濃度が40~55mg、糖分濃度が2~3gで、浸透圧がヒトの体液より低い飲料です。
ナトリウム濃度が40~55mg、糖分濃度が4~6gで、浸透圧がヒトの体液に近い飲料です。
ビール・酎ハイなどのアルコール飲料や、緑茶・コーヒーなどのカフェイン飲料には利尿作用があります。そのため水分を体外へ排出させる原因になりますので、水分補給には適していません。
朝ごはんは必ず食べよう
朝食を抜くと、体に必要な栄養分と水分が摂れなくなり、熱中症のリスクが高まります。ごはんと味噌汁だけでも十分な水分と塩分が摂れるといわれているので、朝食は必ず食べましょう。
豚肉
疲労回復効果をもつビタミンB₁を含みます。玉ねぎやニンニクと一緒に摂ると吸収力がアップします。
梅干し
疲労の原因となる乳酸の発生を抑え、疲労回復効果のあるクエン酸が含まれています。
バナナ
糖質の代謝に必要なビタミンB群や、汗をかくことで失われるカリウムなどが含まれています。
睡眠で疲れをとろう!
睡眠不足は自律神経の働きを鈍らせ、体温のコントロールを低下させます。ぐっすり眠って、しっかり疲れをとりましょう。
寝室は26~28℃に設定を
エアコンは就寝1時間前から26~28℃に設定しておき、就寝後は2~3時間で切れるようにタイマーを設定しておきましょう。
冷却アイテムで寝苦しさを解消!
アイス枕などで頭部を冷やし脳の働きを落ち着かせると、心地よい眠りに入りやすくなります。
Point!
- 寝苦しさで何度も起きてしまうようなら、28~29℃前後でエアコンを一晩中つけておくのもおススメです。
- 耳から下の部分を冷やすと脳の働きが活発になって眠りを妨げます。
アイス枕を使うときはタオルなどでくるんで、頭の上部を冷やしましょう。
熱中症対策関連商品については、DRUGユタカの従業員へご相談下さい。