ノロウイルス感染症は、急性胃腸炎を引き起こすウイルス性の感染症で、主に冬場に流行します。人から人への感染力が強く、家庭内感染や集団感染を引き起こすこともあります。感染を最小限に食い止めるためにも、その症状や対処法をご紹介します。
ノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスです。ノロウイルスに汚染された二枚貝(主に牡蠣)などを摂取した場合に感染し、腸内で増殖します。人から人への感染力も強く、感染者の便や嘔吐物を処理する際に触れた手指を介して、二次感染を引き起こすケースも多いのが特徴です。一度かかっても繰り返し感染することがあるので注意が必要です。
主な症状
潜伏期間:12~48時間 強烈な吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などの症状が1~2日間続きます。発熱や筋肉痛を伴う場合も。自覚症状がなくなっても1週間程度ウイルスの排出が続きます。
身近な人がノロウイルスに感染したら…
各メーカーが推奨する次亜塩素酸ナトリウム液の作り方に従って下さい。皮膚に対する刺激が強いため、必ず手袋を着用しましょう。
濃度5%の次亜塩素酸ナトリウムを使用した際の希釈の目安
嘔吐物などの処理には濃度 約0.1%
塩素系漂白剤 20ml(ペットボトルのキャップ4杯)
便座などの消毒には濃度 約0.02%
塩素系漂白剤 5ml(ペットボトルのキャップ1杯)