日常の何気ない動作がきっかけで、誰もがぎっくり腰を引き起こす可能性があります。
Point!
くしゃみやせきをするとき、机や壁に手をつくだけで、腰にかかる負担を軽減することができます。
発症直後で痛みが強いときは、横向きに寝て、膝を軽く曲げます。足の間にクッションをはさむと、より楽になります。湿布を使う場合、まずは消炎作用のある冷湿布が適しています。痛みが軽減されてきたら温湿布やカイロなどで温めるとよいでしょう。従来、ぎっくり腰を起こしたら安静にした方がいいとされてきましたが、最近では早めに動き始めた方が早く回復することがわかってきました。痛みが弱まってきたら、自宅の中を歩いたりストレッチをしたりして、できる範囲で体を動かしましょう。
ぎっくり腰を経験すると、その後、約1/4の人が1年以内に再発しているという報告があります。痛みを繰り返さないための再発防止が大切です。
荷物を持ち上げるときの正しい姿勢
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