ストレスとは外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。天候・騒音などの環境的要因、病気・睡眠不足などの身体的要因、不安・悩みなどの心理的要因、人間関係・多忙などによる社会的要因があります。きっかけは小さなストレスであっても、長引くと心身にさまざまな影響をもたらします。
1.警告期 | 初期段階。目立った自覚症状はありませんが、疲れやすくなったり肩こりやイライラすることが多くなります。 |
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2.抵抗期 | ストレスに抵抗する時期。表面的にはストレスがなくなったように見えますが、実際にはストレスに負けないよう無理をしている状態です。 |
3.疲弊期 | 心身が疲れ切ってしまう時期。うつ病や心身症などの病気を発症する可能性もあるので、専門医へ受診しましょう。 |
うつ病
脳内のセロトニンが不足し、憂鬱・不眠・倦怠感・食欲不振・意欲低下などの症状が現れます。
神経症
ささいなことでも、不安でいてもたってもいられなくなる心の病気。パニック障害・恐怖症・強迫神経症など。
心身症
ストレスによるショックで健康が壊れる身体的な病気。
新型うつは正式な病気とは認定されていませんが、20~30代の若い世代で急増しています。都合の悪いことに対面するとうつ症状が現れるものの、好きなことをしているときは一転して元気になります。周囲からは「甘え」と捉えられる場合もあるようですが、自分自身で気分の波を制御できない状態にあるため、専門医と相談し、治療していく必要があります。