気温がぐんと下がり、寒さが厳しい季節になると、毎年のように体調がすぐれない、朝起きられない、疲れがなかなか取れない・・・などの不調を感じることはありませんか?その症状は「冬バテ」が原因かもしれません。冬バテは、心身ともに不調をもたらすのが特徴です。
一番の原因は、寒暖差による自律神経の乱れです。夏よりも冬の方が昼夜の寒暖差が大きく、急激な気温変化で自律神経が乱れ、体調が崩れやすくなります。また日照時間が短くなることで、やる気や感情をコントロールするホルモン「セロトニン」が活性化されず、脳の活動が低下します。他にも、アルコールの摂取量が増えることによるビタミンB1の不足や、多忙によるストレスも原因と考えられています。
冬の寒さに負けないための体づくりや対策をして、元気に冬を乗り切りましょう。
体を温める食材がおススメ!
玉ねぎ、にんじん、ニラ、しそ、しょうが、にんにくなど
冬バテになっても、春が来て暖かくなれば自然に改善するものだと思いがちですが、実はそうならない場合もあります。春は、暖かさに合わせて身体活動のエネルギーが活発になり、体が休もうとしてくれないので、冬の間に溜まった疲れがなかなか取れない、といったケースもあります。冬バテの症状を感じたら、すぐに生活習慣を見直し、しっかり体と心を休ませることが重要です。