自律神経関連商品については、DRUGユタカの薬剤師または医薬品登録販売者へご相談下さい。
5月は、新生活による環境の変化が影響してストレスが溜まりやすくなる時期です。また1年のうちで最も気温や気圧の変化が大きい時期なので、自律神経が乱れがちになり心身に不調が現れることがあります。
自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられます。主に活動している時間帯は交感神経、リラックスしたり寝ていたりする時間帯は副交感神経が優位になります。この2つがうまく切り替わることで心と体のバランスが保たれています。
交感神経
血液を収縮させて心拍数や血圧を上げ、体の緊張や行動力を高めます。一方で、こりや疲れの原因にもなります。
副交感神経
血管を拡張させて心拍数や血圧を下げ、心身をリラックスさせます。高まり過ぎるとだるさを感じやすくなります。
チェックが5~8個ある場合
自律神経が不安定な状態。心や体に不調のサインが出ています。
チェックが9個以上ある場合
自律神経がかなり乱れている状態。生活の見直しが必要です。
起きたら太陽の光を浴びる
カーテンを開けて太陽の光を浴びると、副交感神経から交感神経への切り替わりがスムーズになります。
水を1杯飲む
副交感神経が急激に低下するとイライラの原因に。水を飲んで胃腸を動かすことで副交感神経の低下がゆるやかになります。
体を動かす
血行の悪化は自律神経の乱れにつながります。階段の上り下りやストレッチなど、日常の中でできる運動を取り入れましょう。
体温調整をする
気温の変化によるストレスを防ぐため、上着やストールなど着脱しやすい服装を心がけましょう。
就寝の3時間前までに夕食をとる
胃腸が動いていると副交感神経が活発になります。寝る前の3時間を消化にあてて、体がリラックスした状態で就寝しましょう。
首を温める
太い血管が通っている首を温めると全身の血行が良くなり、心身がリラックスして睡眠の質を高めてくれます。
朝食をしっかり食べよう
朝食は、寝ている間に下がった体温を上げて体のリズムをリセットする大切な役割があります。とくに大豆製品や乳製品、バナナなどの食材を積極的に摂取しましょう。時間がないときも、温めた牛乳やお味噌汁1杯だけでも食べるように心がけて下さいね。
コラム
自律神経の乱れは月経前症候群(PMS)にも影響する?
月経前症候群(PMS)は、月経前になると現れるさまざまな不快な症状のことをいいます。原因は主に排卵によって起こるホルモンの変動だとされてきましたが、近年は自律神経の不調も発症に影響するといわれています。症状も対処法も人それぞれのため、自分にあった改善方法を探してみましょう。