秋から冬にかけては、気温の変化から体調を崩しやすい季節。早めの風邪対策で冬を元気に乗り切りましょう!
風邪の原因のほとんどはウイルスの感染です。私たちの体にはウイルスから体を守る免疫細胞が備わっており、外から侵入したウイルスを撃退してくれます。しかし気温の変化が激しくなる冬は、体温の低下とともに免疫細胞の働きも低下し、ウイルスを追い出せなくなってしまいます。以下のポイントに注意して、免疫力を高めていきましょう!
栄養バランスのとれた食事を摂る
たんぱく質・ビタミン・ミネラルなど
発酵食品や食物繊維を摂って腸の健康を保つ
免疫細胞の約7割は腸に存在しています。
適度な運動をする
激しい運動はかえって免疫力を低下させるので注意!
体を冷やさないようにする
体が冷えている朝にコップ1杯の白湯を飲むのがおススメ。
質の良い睡眠をとる
6〜8時間の睡眠時間をとるようにしましょう。
ストレスのない生活を心がける
毎日、少しでもリラックスできる時間をつくりましょう。
風邪予防で最も大切なのは手洗いです。手を水で濡らしてから石けんをつけ、手のひら・甲・指の間・指先・爪・親指の付け根・手首の順に、30秒以上かけて洗います。右の図は手洗いの際、洗い残しをしやすい部分です。注意して、しっかり洗いましょう。
洗い残しをしやすい部分
実は、風邪の原因となるウイルスに直接効果をもたらす特効薬はありません。市販の風邪薬には、熱・鼻水・咳などのつらい症状を和らげて体の疲労を防ぐ役割があります。自分の風邪の症状に合った薬を選びましょう。成分はもちろん、服用回数や飲みやすさにも考慮しましょう。
風邪の初期や、眠気などの薬の副作用が心配な方におススメです。漢方薬は免疫力を高めて症状を改善するものが多く、早期に飲むほど効果を発揮します。
葛根湯
体を温め、発汗を促す。症状の出始めに飲むのがおススメ。
麻黄湯
熱が高く、寒気が強いときに使用し、葛根湯よりも強力に発汗を促す。
麦門冬湯
のどの乾燥やピリピリとした痛みがあるときに、のどを潤して咳を鎮める。
風邪とインフルエンザは、似ている症状もありますが、一般的にはインフルエンザの方が症状は重くなります。肺炎などの合併症を引き起こしやすいのも特徴です。少しでも異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。また、インフルエンザは通常1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。12月中旬までにインフルエンザワクチン接種を受けるとよいでしょう。
風 邪 | インフルエンザ | |
発 症 | ゆっくり発症することが多い | 急激に発症することが多い |
期 間 | 7~10日 | 1週間程度 |
発 熱 | 38℃くらいまで | 38~40℃の高熱 |
特 徴 | くしゃみ、鼻水、鼻づまり 軽い頭痛や体のだるさ 軽い咳 |
強い頭痛 関節痛や全身のだるさ ひどい咳 |
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