寒くなってくるこれからの季節は、風邪やインフルエンザが流行しやすくなります。早めのウイルス対策をしておきましょう。
風邪の場合は、発症後の経過がゆるやかで、主に鼻やのどに症状があらわれます。急な高熱や倦怠感などの全身症状が強くあらわれた場合は、インフルエンザの可能性が高くなります。
| 風邪 | |
|---|---|
| 原因 | ライノウイルス・コロナウイルス・アデノウイルスなどによる感染 |
| 主な症状 |
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| インフルエンザ | |
|---|---|
| 原因 | インフルエンザウイルス(A型・B型・C型)による感染 |
| 主な症状 |
|
顔をよく触る人はインフルエンザになりやすい!?
子どもはよく目をこすったり、鼻をほじったり、指をなめたりしますよね?ウイルスは粘膜から侵入するため、目・鼻・口を触ることでウイルスを体内へ取り込み、感染してしまいます。保育園や小学校で爆発的にインフルエンザが広がりやすいのもそのせいです。子どもだけでなく、日頃から顔を触るクセのある人は、意識的に気をつけましょう。
風邪やインフルエンザの原因となるウイルス飛沫には水分が含まれているため、通常は地面へ落下します。しかし、乾燥した空気にさらされ蒸発すると、ウイルス粒子は軽くなり、私たちの身の回りを浮遊しはじめます。さらに、冬の寒さで体温が下がると体の抵抗力が弱り、口や鼻から侵入したウイルスが体内で増殖しやすくなって、風邪やインフルエンザを発症しやすくなるのです。

日常生活では、まず体調を整えて抵抗力をつけることが大切です。風邪・インフルエンザが流行している時期は、できるだけ人ごみを避け、下記の点にも注意しましょう。
手に付いたウイルスが体内に入らないように、食事の前や外出先から戻ったら手洗いをしましょう。手洗いができないときはアルコール消毒剤がおススメです。
パソコンを
触ったときに

つり革・手すり
を触ったときに

お弁当を
食べる前に

スイッチ・ドアノブ
を触ったときに

マスクはウイルスの侵入を防ぐ役割だけでなく、のど・鼻の粘膜を加湿・保温して抵抗力を高めてくれます。マスクは顔の形にフィットする使い捨てタイプを選びましょう。

空気の乾燥を防ぐために室内では加湿をしましょう。加湿器がないときは、室内で濡れタオルを干したり、水を入れた洗面器を置いておきましょう。

Point!
室内の気温は18~20℃、湿度は50~60%程度に保ちましょう。
閉め切った室内にいると汚れた空気を吸うことになり、抵抗力が下がってしまいます。2~3時間に1回は換気をして、室内の空気を入れ替えましょう。

睡眠時間が7時間未満の人は、8時間以上眠る人に比べて、3倍以上も風邪をひきやすいといわれています。眠っているときは口腔内が乾燥しやすいので、加湿器やマスクをして乾燥対策をしましょう。

ウイルス対策にも水分補給!
夏場は熱中症対策でこまめに水分補給をすると思いますが、冬場の水分補給は心がけていますか?水分補給はのどや鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスをたんや鼻水によって体外に排出する作用を助けます。ウイルス対策には、20分おきに少量ずつ飲むことが効果的です。
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