夏に子どもがかかりやすい病気には、手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)、流行性角結膜炎(はやり目)などがあります。これらの病気は「夏風邪」とも呼ばれ、すべてウイルスが原因の感染症です。経口感染や飛沫感染し、一度罹れば二度と罹らない病気ではなく、何度も罹ることがあります。また、まれに子どもから大人にも感染することがあります。
手足口病
かかりやすい年齢
2~3歳
症 状
ヘルパンギーナ
かかりやすい年齢
0~4歳
症 状
咽頭結膜熱(プール熱)
かかりやすい年齢
1~5歳
症 状
流行性角結膜炎(はやり目)
かかりやすい年齢
1~5歳
症 状
※咽頭結膜熱(プール熱)……学校保健安全法により、主要症状がなくなって2日経過するまでは学校・幼稚園・保育園への出席は停止。
※流行性角結膜炎(はやり目)……学校保健安全法により、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席は停止。
感染者との接触を避け、基本的な感染対策を行いましょう。
日頃から予防対策!
子どもは体温の調節機能が未発達で、体に熱がこもって体温が上昇しやすくなります。地面からの照り返しの影響も強く受けるため熱中症になりやすく、自分では体調の変化に気付かないことや、伝えられないこともあるため、周囲の大人が気を配る必要があります。顔が赤く、大量に汗をかいている場合はとくに注意しましょう。暑い環境で長時間過ごす場合は、涼しい場所での休憩と十分な水分、適度な塩分補給をしましょう。