介護関連商品については、DRUGユタカの従業員へご相談下さい。
介護食作りのポイントを教えて下さい。
年齢を重ねると、食べる機能が衰えて食べ物が食べにくくなります。介護食は、食べる人の噛む力や飲み込む力に合わせて作ることが大切です。噛み切れるように食材を小さめに切ったり、のどごしをよくしたりと、のどに詰まらず安全に食べられるように工夫しましょう。
葉物野菜や肉など繊維があって硬いものは、繊維を断つように切る。

食材は一口大に切り、柔らかくなるまでしっかり加熱する。

汁物は、むせないようにとろみ剤や片栗粉でとろみをつける。

つるんと飲み込めるよう、寒天やゼラチン、卵などでゼリー状にする。

食事介護の注意点はありますか?
食べるときの姿勢が悪いと、食べ物が誤って気管や肺に入る誤嚥やむせが起こります。そのため、あごを引き気味にして、前かがみの姿勢で食べることが大切です。起き上がれない場合も、ベッドをリクライニングさせたりして、前かがみの姿勢を保ちましょう。

足を床にしっかりつけて、姿勢を安定させます。

首の下にタオルやクッションを入れて、首が少し前に曲がるようにし、ベッドの角度が30°になるように調整します。
口腔ケアにはどんな道具がありますか?
口腔ケアには、菌の繁殖を抑える洗口液、汚れを効果的に取り除くスポンジブラシや口腔ケア用のウェットティッシュなどがあります。
口に含んでうがいをし、口の中の乾燥や口臭を予防します。

スポンジ部分で粘膜をやさしくこすって、汚れを取り除きます。

指に巻きつけて、口の中の汚れを拭き取ります。

舌の表面に溜まる舌苔を除去して、口臭を防ぎます。

大人用おむつの種類を教えて下さい。
大人用おむつには、パンツタイプとテープタイプがあります。

下着のようにはいて装着するので、抵抗感が少なく使用できます。自分で、もしくは介助があればトイレに行ける人に適しています。
サイズが大きいと漏れる原因になるので、ウエストにピッタリ合うものを選びましょう。

ウエスト部分をテープで固定するため、横漏れや背中漏れがしにくく、寝て過ごすことが多い人に向いています。
テープを留めたときに、ウエスト部分と足の周りに指1本が入るくらいが適したサイズです。
安全に入浴するために気をつけることは?
高齢者の入浴には、特有のリスクが潜んでいます。以下のことに注意しましょう。

寒い脱衣所から浴室に入ると、急激な温度変化で血圧が大きく変動し、脳梗塞や心筋梗塞などが起こる場合があります。脱衣所に暖房を付けたり、脱衣所に出る前に浴室で体を拭いたりして、温度変化を抑えましょう。

扉や浴槽の前には滑り止めマットを敷き、浴室内には手すりを設置して、滑らないよう工夫しましょう。

入浴では思った以上に汗をかくので、のどが渇いていなくても、入浴の前後には水分補給をしましょう。
入浴ができないときはどうしたらいいですか?
体を清潔に保つために、体を拭く「清拭」を行いましょう。
風邪をひかないよう、室温を高くします。拭く部分以外にはタオルをかけて冷えを防ぎます。

55℃程度のお湯にタオルを浸し、固く絞って体を拭きます。汚れが少ない顔から順番に、上半身、下半身の順に拭き、陰部は専用のタオルで最後に拭くようにします。

肌の乾燥や細菌感染、床ずれの原因になるため、早めに保湿剤を塗ります。
