暖かくなるにつれて増えてくる害虫。今回は、住まいの場所ごとに出やすい害虫の種類や習性、対策法をご紹介します。
場所ごとに適した対策を

- 巣を張りやすい軒下や屋外にある照明器具の周辺に、クモの巣駆除専用のスプレーを吹きつけましょう。
- 屋内への侵入を防ぐためには、窓に隙間テープを貼ったり換気扇や排水口にネットをかけておくと効果的です。

- ハチは火や煙のニオイを嫌うため、酸っぱくて焦げ臭いニオイが特徴の木酢液やハチ専用の虫よけスプレーを、巣ができやすい場所に吹きつけます。
巣ができやすい場所
軒下、換気口、床下、生け垣、木の枝 など

- ムカデは湿気が多く暗い場所を好みます。プランターや植木鉢の下にムカデが住みついていることがあるので、定期的に移動させて湿気を取り除きましょう。
- 玄関の照明は、ムカデのエサとなる虫が寄りつきにくいLED灯に取り換えると侵入リスクが低くなります。

- アリは蟻酸という酸を出し、餌までの通り道を仲間に知らせます。アリを見つけた場所にハッカ水をスプレーして蟻酸を拭き取り、侵入を防ぎましょう。
スプレー容器に無水エタノール10ml、ハッカ油3mlを加え、容器を振って混ぜます。精製水90mlを加え、さらによく振って全体が混ざったら完成。害虫が出やすい場所に散布しておきましょう。
※作ったハッカ水は冷暗所で保存し、2週間程度で使い切りましょう。
※ハッカ油は猫にとって有害になる恐れがあるため、猫を飼っている家では使用を控えて下さい。

- エサとなる生ゴミや汚れた食器を放置しない、またコンロの隙間に調理くずを残さないようにしましょう。
- ゴキブリはビールのニオイを好みます。ビールの空き缶は洗って早めに処分しましょう。
- 食洗機の周りやシンク下、システムキッチンの引き出しなど、ゴキブリの通り道になりそうな場所には毒餌剤を置くのがおススメです。

- 三角コーナーやゴミ箱にはキッチン用の駆除スプレーをかけましょう。消臭・除菌効果があるものも多いのでニオイ対策にもなります。
- 排水口に溜まったゴミを放置しておくと、そこからコバエが発生します。コバエが発生していなくても卵が潜んでいる場合があるのでこまめに掃除しましょう。さらに60~70℃のお湯をかけることで駆除できます。

Point!
開封した食品の保管に要注意!
小麦粉などの粉もの、砂糖、昆布といった食品を開封したあと、輪ゴムやクリップで閉じて常温で保管している場合、すき間からダニが紛れ込んでいるかもしれません!食品をダニから守るためには冷蔵庫での保管が一番。ダニは20℃以下になると冬眠状態になり、増えることはありません。
まず侵入させないために、開封後は冷蔵庫へ入れましょう。
注意が必要な食品
お好み焼き粉・パン粉・ホットケーキミックス・粉ミルク・乾燥しいたけ・煮干し(魚粉)・プロテイン・七味唐辛子などのスパイス


- 広い範囲のダニを駆除できるくん煙剤で、繁殖を予防します。使用後は掃除機で死骸をしっかり吸い取って下さい。
- ダニは暖かくて湿度が高い場所を好むため、部屋の換気が重要です。布団の敷きっぱなしも避けましょう。

- 窓の網戸に虫よけスプレーを吹きかけたり、窓際に吊り下げタイプの虫よけ剤を設置しましょう。
- 寝る30分ほど前から、窓やドアの近くに蚊取り器を設置し、蚊が入ってこない環境を作りましょう。

虫ケア関連商品については、DRUGユタカの従業員へご相談下さい。