排泄記録とは?
排泄記録は、排尿や排便、水分摂取量などを記録することで、排泄状況の把握や健康管理に役立ちます。3日間ほど続けて記録するとおおよそのリズムがわかり、その方に応じた対策・援助をすることができます。
排泄記録のメリット
- おむつ交換の適切な時間やトイレへの誘導のタイミングがわかる。
- 1回の排泄量を把握することで、おむつが選びやすくなる。
- 病気につながる変化がないか、チェックできる。
- 介護を交代する際の連絡ツールに活用できる。
- 食事メニューの参考になる。
<排便のタイプから、食事内容の改善につなげましょう>
- 便秘ぎみのとき・・・食物繊維を取り入れましょう。
(野菜、果物、海藻類、こんにゃくなど) - 下痢ぎみのとき・・・消化が良く腸への刺激が少ないものを選びましょう。
(おかゆ、うどん、白身魚、りんごなど)
排泄記録のつけ方
- 尿量の計量方法
- ①使用後のおむつをビニール袋に入れて計る
- ②使用前のおむつを同様のビニール袋に入れて計る
→その差が、尿量になります
- 便の様子を次の7つのタイプに分けて記入しましょう。
【コロコロ便、硬い便、やや硬い便、普通便、やや軟らかい便、泥状便、水様便】
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トイレでの排泄へ誘導してみましょう
排泄のタイミングを把握すれば、おむつに頼ることなくトイレで排泄できるようになることもあります。トイレのタイミングの少し前に声掛けを行い、トイレへ誘導するよう心がけましょう。
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最適なおむつのタイプを選びましょう
トイレへの誘導が難しい方には、おむつの機能を充分に活用することが大切です。排泄記録をチェックして、時間帯に適したおむつを使い分けましょう。