風邪や感染症になりやすいのは冬というイメージがありますが、夏に流行する感染症もあります。とくに乳幼児に多くみられるのが「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱(プール熱)」です。感染力が強いので、適切な予防を心がけましょう。
ヘルパンギーナかかりやすい年齢 0~4歳
ヘルパンギーナ
かかりやすい年齢 0~4歳
症 状
手足口病かかりやすい年齢 2~3歳
手足口病
かかりやすい年齢 2~3歳
症 状
咽頭結膜熱(プール熱)かかりやすい年齢 1~5歳
咽頭結膜熱(プール熱)
かかりやすい年齢 1~5歳
症 状
※学校保健安全法により、主要症状がなくなって2日経過するまでは学校・幼稚園・保育園への出席は停止。
流行性角結膜炎(はやり目)にもご注意!かかりやすい年齢 1~5歳
流行性角結膜炎(はやり目)にもご注意!
かかりやすい年齢 1~5歳
ウイルス感染によって起こる結膜炎。目の充血、さらさらした目やにや涙が出る、まぶたの腫れ、結膜のむくみなど。感染力が非常に強く、成人も含めて幅広い年齢で発症する。
※学校保健安全法により、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席は停止。
●こまめな手洗い・うがい
基本の予防方法は手洗いとうがいです。外出後、食事前、トイレの後などは必ず手を洗いましょう。感染者との接触を避けること、室内温度を26~28℃を目安に設定すること、おもちゃ・食器・タオルなどを共用しないことも大切です。
●食事で免疫力アップ
体の免疫機能の約7割は腸に集まっているといわれています。腸内環境を整える食材を摂取して、免疫力を高めましょう。
発酵食品
納豆、チーズ、ヨーグルト、キムチなど
食物繊維
野菜、果物、豆類、海藻、きのこ類など
夏に流行する主な病気はウイルスが原因で発症し、くしゃみなどの飛沫や接触によって感染します。ワクチンや特効薬はなく、抗生物質も効果がありません。感染してしまった場合は、水分補給や栄養補給を行い、安静にして回復を待ちましょう。大人にも感染する可能性があるため、日頃から生活リズムを整えて免疫力が低下しないよう心がけましょう。