冬季うつ病は、正式には季節性感情障害といいます。秋~冬頃にうつ症状が現れ、春頃になると回復していきます。主な原因は日照量不足で、光が不足すると脳内でセロトニンの分泌が低下し、冬季うつ病になりやすくなります。また、男性と比べてホルモンバランスの変化が大きい女性の方が約3倍発症しやすく、20~30代の若年層に多い傾向があります。北国などの寒冷地や日照時間の短い地域に住む人、季節の変化や環境の変化に敏感な人も冬季うつ病に罹るリスクが高くなります。

日常生活に支障をきたす場合は、医療機関に相談しましょう。


半数以上当てはまる人は冬季うつ病の可能性があります。

冬に不足しがちなセロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸から作られます。しかし体内では生成できないため、食事から摂取しましょう。
トリプトファン
肉類(鶏肉、赤身肉)・魚介類・大豆製品・バナナ・乳製品・玄米など

ビタミンB6
マグロ・鮭・にんにく・ごま・さつまいもなど

トリプトファンの吸収を助けるビタミンB6も積極的に摂りましょう。