皮膚につける虫除け剤には、一般的に「ディート」という成分が含まれています。ディートによって蚊は触角にある毛穴をふさがれてしまい、人間が発する炭酸ガスや体温による対流気流を感知できなくなることで、刺されにくくなる仕組みです。ただし、ディートを含む製品は、下記のように使用上の注意・小児への使用の目安が定められていますので、正しく使用すれば問題ありません。
【ディート含有製品の小児へのご使用目安】
・6ヶ月未満…使用禁止(ハーブの香りで虫を寄せ付けにくくするタイプの虫よけで対応しましょう)
・6ヶ月以上2歳未満…1日1回
・2歳以上12歳未満…1日1〜3回
味が濃いように感じられるのは、だしが効かせてあったり、大量に調理されているためです。ベビーフードは、厚生労働省の「ベビーフード指針」など公的規格に基づいて食材の味や固さなどに厳しい自主規格が設けられています。食品添加物も天然由来のものしか使われていませんので安心してお使い下さい。ただお母さんの手作りの味も知って欲しいので、上手に組み合わせてあげて下さい。
あせもの症状が軽い場合は、消炎効果のある市販薬でもOKです。ステロイド入りの物は注意が必要な場合もあるため、医師の指導の元に使って頂きたいです。市販のものを使う場合はステロイドの入っていないものを選んで下さい。
顔が赤い・青白い、汗がひどく症状が進むと汗が出なくなる、唇が乾いている、体が熱い・熱が37.5度以上、機嫌が悪い、ぐったりしている、おしっこの量が少ないなどです。熱中症かと思ったら、静しい場所に移動させたり、肌着を一枚にしたり、水や麦茶を飲ませるなど対策をとりましょう。
市販のリンスは大人の髪に合わせて作られているものがほとんどなので、基本的には使わなくて大丈夫です。髪の量が増えてゴワゴワが気になってきたら肌が弱くなければ1才頃からリンスを使いはじめても良いでしょう。
基本的に4ヶ月の赤ちゃんの80~90%が首すわりが出来ています。
首すわりのための筋肉の発達と頭の大きさは無関係。首を支える筋肉が未発達な低月齢では、頭が大きいと重くてぐらつきやすいかもしれませんが、首すわりが遅いとは限りません。
最低でも半年間は消毒をして頂くのが安心です。
基本的には、1歳くらいまではお勧めしたいです。実は赤ちゃんの抵抗力は、大人を100%としたとき、1歳頃で大人の半分程度なんです。そのため哺乳瓶に限らず、マグマグも含め赤ちゃんが口に入れるものは衛生管理をしっかりと行いましょう。
乳首が大きめでも、赤ちゃんの口に入るのなら少しずつ慣れて行くので大丈夫です。あきらめずおっぱいを吸わせてあげてください。もし全くうまくいかないようなら母乳を搾乳してあげる方法もあります。
乳歯の前歯の間にすき間があるのは普通です。これはあとで生えてくる永久歯のほうが大きいため、その分の調整をするためのスペースが空いているからです。乳歯にすき間がない子もいますが、永久歯が生えるまでにあごが大きくなるので今は心配いりません。
大きめの赤ちゃんの場合、小さめで身軽な赤ちゃんと比べると寝返りや、はいはいが遅くなることがあります。ただし運動発達は体形だけで決まるわけではありません。うつぶせが嫌いな赤ちゃんは寝がえりしようとしないこともあります。赤ちゃんの運動発達はそれぞれですので、あまり早い遅いにこだわらない方が良いでしょう。
インフルエンザのワクチンは高度に精製されているので、卵アレルギーがあっても予防接種を受けて、ほとんど問題ないといわれています。しかしごく微量の鶏卵由来の成分が残っているので、卵を食べてアナフィラキシーショック(呼吸困難、ショックなどの全身反応)を起こしたことがある場合は、接種は控えたほうが良いと思います。
どうしてもという場合は、皮内テストをしてから実際のインフルエンザワクチンを接種する方法もあります。ただ2回(テストと本番)打たなくてはならないので子どもの負担になることもあるでしょう。
今までのミルク(調整粉乳)は赤ちゃんが必要とする栄養分を満たしたもので、フォローアップミルクは牛乳の代用として開発されたミルクです。
鉄とビタミンを補強し、牛乳では過剰になるたんぱく質、ミネラルを減らしてあります。
赤ちゃんは9ヶ月頃から鉄欠乏になりやすいので、必要に応じてフォローアップミルクを利用すると良いでしょう。
大人でもみかんをたくさん食べていると手足が黄色くなりますよね。それと同じ現象(柑皮症)に該当します。一過性の現象ですので飲む量を一時的に控えていただければ元に戻ります。万が一飲用を止めても戻らない場合は、他の原因が考えられるので医師の診察を受けましょう。
周りに興味が出てくるのはこれからです。
少しずつできるようになるので、今は好きなものを探していきながらひとり遊びのきっかけを作ってあげましょう。
聴覚に異常があると後々の言葉の発達に影響するので注意が必要ですが、音がすると反応するなどの様子が見られれば大丈夫。名前を呼ばれると反応するようになるのは1才近くになってからです。低月齢のうちから声をかけるときは「◯◯ちゃん、おはよう」など名前を呼んであげると良いですよ。
幼児食とは、離乳食完了後から入学前までの食事ですが、一般的には1〜2才代の食事のことを言います。幼児食期は、離乳食と大人の食事をつなぎ、食の土台をつくる大切な時期です。自分で食べる練習をし、栄養はほぼ100%食事からとるようになります。この時期は食べむら、遊び食べ、好き嫌いが多くなってきます。楽しくおいしく食べることが大切です。固さは大人よりも少し柔らかく、量は大人の1/3〜1/2が目安です。
今の時期のお母さんのおっぱいは、その時によって出方が違ったり、分泌量もまだ一定でないことが多いです。一方ミルクは母乳よりも一定の量がしっかりとおなかに入るので、同じ授乳時間でもミルクの方が飲めている量が多く、授乳間隔があくということも。それならミルクの方が落ち着くし…と頼ってしまわず、今の時期は赤ちゃんの吸う力も、お母さんの母乳の分泌もまだ未完全なので、授乳間隔や生活リズムはまだ気にせずおっぱいをあげ続けてみてくださいね。
お風呂に入ると気持ちよくなって、うんちをしてしまう赤ちゃんはいます。
もしかすると、うんちをする時間と入浴のタイミングがちょうど合い、習慣になってしまっているのかもしれません。できるなら入浴の時間を少しずらし、うんちが出てから入れると良いでしょう。少し運動をさせたり授乳したりすると、腸が動いてうんちが出やすくもなります。
赤ちゃんは生後すぐでも耳はよく聞こえ、目は20〜30cmくらいの距離なら見えるようです。大きな声や音にはびっくりしますので語りかける時は顔を近づけて小さな声で。キラキラ光るものや色がカラフルなものを動かして見せたり、きれいな音がするものを振って音を聞かせてあげましょう。
夜ある程度まとまって寝るようになると、昼に起きている時間も増えます。そして日中の睡眠もまとまるように。起床・就寝の時間が一定になったら昼寝の時間を決めて寝かしつけましょう。夜の睡眠に影響しないよう16時までには切り上げましょう。