01 大人用紙おむつの経済的な使い方は?
「紙おむつ」と「尿とりパッド」を併用して使うと経済的です。併用することで、紙おむつが汚れない限り、尿とりパッドの交換だけで済み、尿とりパッドの方が断然安いため、尿とりパッドの使用枚数が増えたとしても、紙おむつを交換するより割安になります。
-
正確な尿量を測ってコストダウン!
尿とりパッドをさらに経済的に使うには、尿量と排尿回数を把握することがポイントです。1回分の尿量を測り、1日の排尿回数を把握することで、その人に合った吸収量のパッドを選ぶことができ、パッドの交換も効率よく行うことができます。
<尿量の測定方法>
- 未使用の状態で紙おむつの重さを量る。
- 使用後に再度紙おむつの重さを量る。
「使用済み紙おむつの重さ」-「未使用の紙おむつの重さ」=尿の重さです。
02 紙おむつによるかぶれを防ぐにはどうしたらよい?
高齢者の方は皮膚が弱く、少しの刺激にも影響を受けてしまいます。お尻を拭く際は強く擦らないように注意しましょう。お尻拭きは、水分を多く含んだものがおススメです。お尻を拭いた後は、皮膚をしっかり乾燥させたり、保湿剤を塗りましょう。
-
排泄後はできるだけ早く交換しましょう
おむつの中で排泄したままにしておくと、かゆみやかぶれの原因になります。排泄後はできるだけ早く交換しましょう。
-
肌を清潔に保ちましょう
お尻を拭くときは、尿路感染を防ぐために、お腹側からお尻側に向かって拭きましょう。また、入浴をしない日でも、1日1回はお湯で陰部を洗い、肌を清潔に保ちましょう。
03 紙おむつを誤飲した際の対処法は?
紙おむつの素材は人体に無害であることが確認されています。だだし、窒息の恐れがあるので、口の中に残っている場合はすぐに取り出し、のどに詰まって取り出せないときは、速やかに医師の診断を受けて下さい。すでに飲み込んでしまった場合は、消化されずにそのまま排泄されますので、とくに処置の必要はありません。
-
紙おむつの誤飲に水はNG!
紙おむつを誤飲してしまったときに、あわてて水を飲ませることは大変危険です。紙おむつの素材は、尿を吸収するための「高吸収ポリマー」でできています。このポリマーは水分を吸収すると膨らんで固まる性質があり、水を飲むことで窒息や腸閉塞などを引き起こす恐れがあります。心配なときは医師の診察を受けるようにしましょう。
小さな子供の場合は、誤飲をしても味がおかしければすぐに吐き出します。しかし、高齢者の場合は、味覚や嗅覚の衰え、あるいは認知症のために、味がおかしくても大量に食べてしまう恐れがあります。とくに認知症患者は身の回りにある全てのものが誤飲の対象になります。口に入れると危険なものは、手の届く場所や目につく場所に置かないように、環境を整えましょう。
04 ニオイが気になります。おススメの商品は?
排泄後のニオイは雑菌の繁殖が原因です。ニオイが気になる方は、抗菌・消臭効果のある紙おむつをおススメします。排泄後はなるべく早くおむつ交換し、簡易シャワーボトルなどで陰部を洗浄することもニオイ対策になります。また、尿臭・便臭・体臭に特化した消臭商品もあります。
-
シーツ類やパジャマもこまめに洗濯を
シーツ類は2日に1回、パジャマは毎日のお洗濯がおススメです。難しい場合は、毎日シーツの上に大きめのバスタオルを敷いて交換し、洗濯は消臭効果のある洗濯洗剤を使用しましょう。
-
防水シーツを使用する
紙おむつをしていても、尿モレなどでベッドや布団に尿のニオイが染みついてしまうことがあります。このような場合には、布団とシーツの間に防水シーツを敷くことでニオイの染みつきを防ぐことができます。
-
ポータブルトイレの使用後は換気を
ポータブルトイレで排泄をしたら、10分程度は換気をしましょう。便座や取っ手も除菌シートなどでこまめに拭いて、清潔にしておくことも大切です。