ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)とは、加齢などが原因で筋肉や骨の機能が低下し、立ったり歩いたりすることが困難になる状態のことをいいます。少しでも不安のある方は、症状が出てから対処するのではなく、今からできるロコモ予防を実践しましょう。
ロコモとは、加齢や運動不足などが原因で体を動かす運動器(筋肉・骨・関節など)に障害が起こり、体力・移動能力・バランス能力などが衰え、立つ・歩くといった動作が困難な状態になることをいいます。適切に対処しないと要介護や寝たきり状態になるおそれもあります。
女性は50代から骨密度が急激に減少することで、ロコモを引き起こすリスクが高くなるといわれています。また、高齢者に限らず若い世代からロコモの症状があらわれる可能性もあるため、注意が必要です。
以下の項目の中で、1つでも当てはまるものがあれば、ロコモの心配があります。
※1・・・掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど
※2・・・1Lの牛乳パック2個程度
目安左右1分間×1日3セット
※転倒しないよう、すぐにつかまるものがある場所で行って下さい。
※支えが必要な人はイスや机などに手をついて行いましょう。
目安5~10回×1日2~3セット
※安全のため、イスやソファの前で行って下さい。
※体を沈めたときにひざがつま先より前に出ないようにしましょう。
骨をつくるカルシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨の形成を促すビタミンKを毎日の食事から摂取しましょう。
また、筋肉を作るたんぱく質やエネルギー源となる炭水化物もバランスよく摂りましょう。