暖かくなるにつれてたくさんの人が悩まされる花粉症。本格シーズンを前に早めの対策をしていきましょう!
花粉症の原因として多いのが、これからのシーズンに飛散するスギとスギから少し遅れて飛散を始めるヒノキです。これらの花粉は飛散範囲が広く、症状が重症化しやすいのが特徴です。その後イネやブタクサ、ヨモギなど、草の花粉も増えてきます。
花粉症の治療は、症状に応じて内服薬や点鼻薬などを使用するのが一般的ですが、毎年症状が出る人は花粉が飛散する前から行う「初期療法」をおススメします。医療機関で初期療法を行うことで、発症を遅らせたり症状を軽くしたりする効果が期待できます。
また、以下のような自分でできる初期対策も実践してみましょう。
①花粉をもちこまない
外出時は花粉がつきにくいツルツルした素材(ポリエステルやナイロン)の上着を着用しましょう。帰宅したら服に付着した花粉は手で払わず粘着クリーナーで取り除きます。
②体調を整える
ストレス・睡眠不足・暴飲暴食などは免疫力の低下につながり、症状を悪化させる可能性があります。規則正しい生活で健康な体を保ちましょう。
Point!
通年性アレルギー性鼻炎とは?
花粉症とは違い、季節を問わず年中続くアレルギー性鼻炎のことをいいます。カビやダニ、ほこりなどのハウスダストが原因となる場合が多く、最近は通年性アレルギー性鼻炎に悩む人も増えています。気になる場合は医療機関に相談しましょう。
市販薬
アレルギー反応を抑える抗アレルギー点眼薬や、かゆみを引き起こすヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン点眼薬を使用し、かゆみや炎症をしずめます。
セルフケア
帰宅後は洗眼薬で花粉を洗い流しましょう。かゆみや充血などが出た場合は冷たいタオルで目の周りを冷やすと症状が和らぎます。
市販薬
くしゃみや鼻づまりは、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬を服用します。粘膜でのアレルギー反応を抑える点鼻薬も効果的です。
セルフケア
布マスクより目の細かい不織布マスクを使いましょう。鼻からあごまでしっかりと覆うように着用して下さい。
市販薬
肌の赤み、かゆみ、かさつきには抗アレルギー薬を服用します。肌荒れに効果のある保湿クリームを併用するとさらに効果的です。
セルフケア
肌に刺激を与えないようやさしく洗顔します。洗顔後は化粧水や乳液、クリームなどで保湿ケアをして、皮膚のバリア機能を保ちましょう。
※市販薬をご購入の際は、DRUGユタカの薬剤師・医薬品登録販売者にご相談下さい。
寝る前の工夫で鼻づまりを予防
睡眠の質を低下させる症状のひとつが鼻づまり。睡眠中は副交感神経が優位になって鼻粘膜の血管が膨らむことで、鼻づまりになりやすくなります。就寝前に鼻うがいで花粉を洗い流し、鼻づまりを予防しましょう。
モーニングアタックに注意
朝、くしゃみや鼻水などの症状が強く出ることをモーニングアタックといいます。起床時の一時的な自律神経の乱れが原因といわれており、夜の間に床などにたまった花粉を吸い込むことでさらに悪化します。質の良い睡眠をとり、起床後はゆっくり過ごして自律神経を整えましょう。
花粉症対策関連商品については、DRUGユタカの薬剤師・医薬品登録販売者へご相談下さい。