花粉症のピークは春だと思っている方は多いと思いますが、実はスギ花粉の飛散ピークは毎年2~3月頃です。早めの対策でつらい花粉シーズンを乗り切りましょう。
花粉症対策関連商品については、DRUGユタカの薬剤師・登録販売者へご相談下さい。
花粉対策用マスクをつけることで花粉の侵入を70~80%以上カットすることができるといわれています。ただし、マスクと顔の間に隙間があると効果が弱まるため、顔に合ったサイズのマスクを正しくつけましょう。
鼻が隠れていない
あごが隠れていない
あごにひっかけている
頬に隙間がある
手作り「濡れマスク」でしっかり花粉対策
マスクを2枚用意し、1枚目のマスクと2枚目のマスクの間にウェットティッシュを挟んでマスクを装着します。ウェットティッシュが乾いてしまうと花粉を吸着する効果がなくなってしまうので、乾いたらすぐに取り換えましょう。
花粉は静電気によって引き寄せられるため、洗濯する際は柔軟剤を使用して静電気を防止しましょう。
コートなどのアウターは、綿やポリエステルなどの化学繊維で表面がツルツルしている素材がおススメです。
窓を10cm開けるだけでも十分に室内の空気を入れ替えることができます。また、網戸とレースのカーテンで花粉の侵入を50%カットできるといわれています。
トイレで衣類を上げ下げするたびに、衣類に付着した花粉が落ちるため、トイレマットには花粉がたまりやすいです。トイレマットはこまめに洗濯しましょう。
実はメイクでも花粉症対策ができます!
すっぴんだと花粉が肌に直接付着してしまいます。肌の表面をパウダーファンデーションやフェイスパウダーで覆い、さらっとした状態にしておくと、花粉が付着しにくくなります。
目をタオルで冷やす
目のかゆみが強いときは、冷たいタオルをしばらくまぶたの上に置いておくと、かゆみが緩和します。目薬をさす際は、アレルギー専用目薬を使用しましょう。
のど・鼻を保湿する
のど・鼻の粘膜が乾燥すると炎症が起こりやすくなります。マスクや加湿器などで、のど・鼻の保湿を心がけましょう。濡れマスクやのど飴も効果的です。
ツボをおす
小鼻の上のくぼみにある「鼻通(びつう)」というツボを、指で上下に50~60回こすると鼻の通りがよくなり、スッキリします。
市販薬を服用する
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きや粘膜の炎症を抑える薬で、鼻の症状やのどの痛みを緩和することができます。
「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン薬」の違い
アレルギー薬には主に「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン薬」があります。「抗アレルギー薬」はかゆみの原因物質(ヒスタミン)の発生を予防する薬で、「抗ヒスタミン薬」はかゆみの原因物質(ヒスタミン)によってかゆみやくしゃみなどの症状が出るのを抑える薬です。
減感作療法
アレルギーを起こす物質を少しずつ体内に入れ、アレルギーに対する過敏な反応を減らしていく治療法。
花粉症の根治療法として注目されています。
レーザー治療
鼻炎治療用レーザーで、鼻の粘膜部分にレーザー照射を行い、鼻のアレルギー反応を鈍らせる治療法。
効果は約2年間持続します。
花粉症の症状があるときにお酒を飲み過ぎると、血管を拡張させ鼻づまりや目の充血などの症状を起こしやすくします。また、タバコや香辛料なども鼻の粘膜を刺激して花粉症の症状を悪化させますので、できるだけ控えましょう。