虫がいそうな所に赤ちゃんを連れて行く場合は、肌の露出を最小限に抑えましょう。また虫除け剤を使用するときはスプレータイプではないものを使いましょう。何かに刺されたと思ったらまず水で洗い、冷たいタオルで冷やします。手で掻かせないのが大切です。赤ちゃんは免疫力が未熟で皮膚が薄いので、虫に刺されると激しい炎症反応がおこり、重症になりやすいです。腫れや痛みがある場合は急いで皮膚科へ行ってください。
露出している肌の部分に赤ちゃん用の日焼け止めクリームやローションを塗ったりして肌に届く紫外線をブロックしてあげましょう。また熱中症の予防のためにも、暑い季節には帽子をかぶって外出することが大切です。さらにベビーカーに日よけをつけたり、ママが日傘を差すなど、赤ちゃんに直接日光が当たらないように工夫しましょう。
まだコップより哺乳瓶のほうが飲みやすい時期です。ミルクはずっと哺乳瓶で飲んできたので、赤ちゃんの中にミルクは哺乳瓶という感覚があるのかもしれません。ストローやトレーニングカップなどで少しずつ慣れていくように練習していきましょう。
今はまだ自分でスプーンを使うには早いでしょう。だいたい1歳6ヶ月頃から使い始めるようになることが多いようです。今は手づかみ食べが中心でよく十分にさせてあげてください。手づかみ食べをすることで、自分の一口の量や食べ物の質感を覚えていきます。
1週間くらいなら離乳食の量が減ったり、あまり食べたがらなくてもすぐに栄養失調にはなりません。母乳やミルクが飲めていればそれだけでも十分です。ただし水分補給がとれず脱水症状を起こすと入院が必要になることもあります。水分補給はこまめに行ってください。
便秘とは便が硬い、排便時に困難を伴う、3日以上便秘が無い、または毎日排便があってもコロコロした兎糞のような場合を言います。2日に1回でも機嫌が良く、おなかが張っている様子がなければ、それはその子のリズムだと思います。もし気になるようであれば、水分を摂ったり、お風呂上り等におなかを「のの字」にマッサージしてあげると良いでしょう。
この時期にはよくあることです。色んなことに興味が出てきているのでしょう。ある程度「遊ばないで食べようね」と声をかけ、それでも効果がなく20〜30分経っていれば、「じゃあ、もうごちそうさまね」ときりあげてしまっても構いません。また、追いかけてまで食べさせる必要はありません。食事の環境ですが、テレビを消す、おもちゃを近くに置かないなど、食事に集中できるようにしましょう。
最初は離乳食を口に入れても唇を閉じられず、ダラリとこぼれて上手に飲み込めないことは多くあります。その都度スプーンで受けて食べさせ、唇を閉じて飲み込む練習をしましょう。また、初めはポタージュ状が固さの目安です。粒がなくなるまですりつぶしたりしましょう。離乳食を始めても、栄養の多くはおっぱいやミルクから摂ります。離乳食のあとは欲しがるだけ飲ませましょう。
お母さんがタバコを吸うと、母乳の出が悪くなったり、赤ちゃんが肺炎や気管支炎などの呼吸器系疾患になりやすく、身体発育にも影響があるといわれています。やはり禁煙するのが一番です。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにはよくあることです。機嫌が良ければ心配はいりません。原因として、今まで母乳やミルクだけだったので、食べ物が入ることで水分が減ったことも考えられますし、腸内細菌の構成が変わったこともあげられます。穀類ばかりだと便が硬くなりやすいので、繊維質の多い野菜やヨーグルトも加えてみてください。
抗生剤は、細菌そのものをやっつける薬になります。症状がおさまったからといって、途中でやめてしまうと、細菌がまた勢いを取り戻すことがあります。抗生剤は、ママの判断で勝手にやめることはせず、お医者さんの指示に従ってください。
A:なめらかにすりつぶした状態の食品は食べられても、粒状の食品が混ざると嫌がって食べてくれないという事はよくあることです。このような場合は、形態をペースト状に戻して飲み込む練習を重ねてから、再度チャレンジしましょう。それでも嫌がる場合は、ペースト状の食品と粒状の食品を混ぜずにわけて与えてみましょう。
A:歯が生え始めるのは、生後7~11ヶ月頃が多いようです。下の前歯から生えてくる赤ちゃんが多いのですが、歯が生える時期や順番は、個人差がとても大きいものです。4ヶ月くらいで生えてくる子もいれば、1才過ぎにようやく1本生えてくる子もいますし、上の歯から生えてくる子もいます。その後、順調に生えていれば、生え始める時期や順番はあまり気にしなくて良いでしょう。また、歯茎の下に白いものが見えたり、歯茎を触ってみてかたいものに触れば、そのうち生えてくると思います。
離乳食を始めた間もない頃は、食べ物をゴックンと飲み込む練習をする時期です。栄養の中心は、母乳や育児用ミルクですから、離乳食からの栄養のことは、まだそれほど気にしなくて大丈夫でしょう。また赤ちゃんの体は未熟で、食べ物を噛みくだくことや消化管も未発達です。そのため発達段階に合わせた食事を用意してあげる必要があります。
母乳は最初の5〜10分で8割方出るといわれているので、授乳時間が10分なら母乳不足ではないでしょう。お腹がすいているなら泣いて怒ってくるはずです。赤ちゃんの指おしゃぶりは、気持ちを落ち着かせる役割もありますし、何でも口に持っていき、固さやその正体を確かめる役割もありますので、必ずしもお腹がすいているわけではありません。