便秘の予防と解消法

今回は、高齢者の便秘を防ぐポイントや、自然な排便を促す方法をご紹介します。

監修:岡田 真見
大王製紙株式会社
介護福祉士/認知症サポーター

岡田 真見

介護関連情報については、DRUGユタカの従業員へご相談下さい。

便秘がもたらす症状

便秘を放置すると、お腹が張って食欲が落ちたり、便が腸を塞いで発熱・吐き気・激しい腹痛を伴う腸閉塞を引き起こすことがあります。また便が出にくいと、力んだときに血圧が上昇して脳出血を起こす場合もあります。

便秘を防ぐ生活習慣

  1. 水分を十分に摂る
    1日1.5Lを目安に、水分摂取を心がけましょう。
  2. 適度な運動をする
    散歩などで体を動かすと、腸が活性化します。
  3. 1日3食しっかり食べる
    規則正しい食生活で、腸の動きを促しましょう。
  4. 排便の習慣をつける
    便意がなくても、トイレに座る習慣をつけましょう。

<排便を促す食品>

  • 水溶性食物繊維を含む食品

    水に溶けやすく保水性が高い水溶性食物繊維は、腸内で便の水分量を増やして柔らかくしてくれます。
    [海藻類、アボカド、オクラ、コンニャクなど]

  • 不溶性食物繊維を含む食品

    水に溶けない食物繊維は、腸の中で水分を含んで膨らみ、腸を刺激します。ただし取り過ぎると、腸内の水分を吸収し過ぎて便が固まってしまうので、水溶性食物繊維とバランスよく摂取することが大切です。
    [豆類、おから、キノコ類、野菜(ごぼう、ダイコンなど)]

  • 発酵食品

    ヨーグルト・チーズ・納豆・味噌・漬け物などの発酵食品は、腸内の善玉菌を増殖させる効果があります。

便秘を解消する方法

便を出やすくするマッサージ

腸に沿って時計回りに「の」の字を描くようにお腹をマッサージし、腸を刺激します。

お腹を温める温熱法

蒸しタオルでお腹や腰を温め、血液の循環をよくしましょう。

寝ながらできる排便体操

仰向けで両ひざを胸に近づけ、お尻が浮くようにゆっくり揺り動かします。

※介護者が行う場合、ひざをお腹に押し付けるのではなく、顔の方に押すイメージで動かして下さい。

  • 腹部を動かす腹式呼吸

    仰向きで横になり、ゆっくりと息を吐きながらお腹をへこませます。息を吐き切ったら、全身の力を抜いて自然に膨らませます。これを10回以上繰り返しましょう。
    介護者がお腹に手を添えてやさしく押さえると、お腹をへこませるのを意識しやすくなります。


この記事を読んだ方におススメ

介護費用が軽減できる公共の制度

公的介護保険を利用する際、一定の要件に当てはまる場合は、介護費用が払戻し…

2019.6.1  介護情報

とろみ調整食材の上手な使い方

今回は、介護食の基本ともいえる「とろみ調整食材」の選び方や使い方のポイン…

2019.1.26  介護情報

移動介助について

今回は、日常生活で必要な「移動」の際に、無理なく安全に介助するためのポイ…

2020.2.26  介護情報

紙おむつ使用時のポイント

今回は、大人用の紙おむつを使用する際に気をつけたいポイントをご紹介します…

2020.1.26  介護情報

誤嚥ごえん

今回は、誤嚥を防ぐために気をつけたいポイントや飲み込みやすい食事法を紹介…

2019.7.26  介護情報

Ranking

介護情報

2018.8.26  介護情報

蓄膿ちくのう<…

「風邪が長引いているのか、鼻づまりがなかなか治らない」、「睡眠時に鼻がつ…

2018.2.26  健康と美容

ストレスと胃痛について

通常、消化に必要な「胃酸」と、胃粘膜を守る「胃粘液」の分泌量はバランスよ…

2018.3.26  健康と美容

女性の健康について
女性ホルモンとPM…

生理前になると、イライラ・肌荒れ・便秘など、心や体に不調があらわれません…

2017.2.26  健康と美容

皮膚掻痒そうよう

皮膚に赤みや湿疹などの症状はみられないのに、かゆみだけが起きる皮膚の病気…

2017.1.26  健康と美容

2~3月は花粉飛散のピークです!
つら…

花粉症のピークは春だと思っている方は多いと思いますが、実はスギ花粉の飛散…

2017.1.26  健康と美容

Category

Keyword Search

Service

LINE
公式アプリ