毎日、体や心になんとなく不調を感じる…。そんなときに活用したい漢方薬の基礎知識をご紹介します。
漢方薬の原料は、「生薬」と呼ばれる植物や鉱物などの薬効成分をもつ自然素材です。病気の原因や症状を取り除く西洋薬と違い、体質や心身の状態にあわせて2種類以上の生薬を組み合わせ、体全体の調子を整えます。そのため、はっきりとした原因のわからない慢性的な症状や複数の症状改善に適しています。
漢方薬は、空腹時の方が有効成分の吸収がよいため、食前や食間に飲むのが一般的です。ジュースやカフェインの多いお茶、牛乳などと一緒に飲むと、効果に影響を及ぼす場合があるので、水か白湯で飲むようにしましょう。あらかじめ水分を口に含んでおくと漢方薬が口に残りにくくなり、味やにおいも緩和されます。
よくある質問
Q漢方薬は他の薬と併用できますか?
A漢方薬と他の薬とでは、併用が禁じられているものがあります。また漢方薬同士でも、薬効が期待通りに現れない場合があります。自己判断は避け、医師や薬剤師、登録販売者に相談して下さい