牛乳で下痢を起こす原因として考えられるものに、牛乳アレルギーと、乳糖不耐症があります。
牛乳アレルギーとは、牛乳に含まれるカゼインや、βラクトグロブリンなどのたんぱく質が原因物質となり起こる食物アレルギーです。食物アレルギーの場合、蕁麻疹などの皮膚症状から、腹痛・下痢・嘔吐、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど、症状の種類や強さは幅広いです。原因となる食材を除去することや、専門の医療機関での治療が必要になります。
乳糖不耐症とは、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素の、小腸での分泌が不足することなどによって起こります。
どちらの場合も、牛乳・乳製品以外の食品からカルシウムを補給することは可能です。骨ごと食べられるしらす・煮干しなどの小魚や、納豆・木綿豆腐などの大豆製品、小松菜・水菜・ほうれん草などの野菜類、ひじきなどの海藻類にもカルシウムは豊富に含まれています。また食事から摂取するのが難しい日には、サプリメントから補うこともおすすめです。
詳しい診断や治療については、個人で判断せず、医療機関で相談してみてください。
担当:久瀬優子
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