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調剤業務改善を目指し調剤鑑査システム導入及びその検証
株式会社 ユタカファーマシー
清水 一郎 中村 和弘 布施 英紀
横関 亮 佐竹 正人
【目的】
薬剤師に課せられた基本的な役割は、医薬品が安全かつ適正に使用されるよう十分な注意と必要な確認、更に厳密な管理を行った上で調剤並びに販売を行うことである。従って調剤においては、調剤過誤の発生をできる限りゼロにする必要がある。当社では既に第37回日本薬剤師学術大会で報告のとおり、プレインシデント(いわゆるヒヤリ・ハット)事例の記載・分析・検討・対策運用という一連の流れを過誤対策の一環として行っている。しかし、人の目だけでは、プレインシデント事例の発生件数をゼロに近づける事に限界があることが判明した。そこで今回、自動鑑査システムを導入する事により、人の目と機械の目によるダブル鑑査を行うことにより、プレインシデント事例発生件数が限りなくゼロになったので、今回報告する。
【方法】
@(株)ユヤマ製の自動鑑査システム(ピッキング鑑査+散剤鑑査)を特にプレインシデント事例発生件数の多い店舗に導入する。
A鑑査システム導入前後でのプレインシデント事例発生件数を比較・検討する。
B鑑査システム導入によるその他の波及効果を検証する。
【結果】
@鑑査システム導入により、プレインシデンと発生事例件の明らかな減少が見られた。
A特に規格違い、別物調剤など、過誤により患者さんに健康被害をおよぼすような重大な調剤過誤の発生がゼロになった。
B鑑査システム導入により、従来の鑑査の方法が簡素化され、結果業務遂行が効率化した。
C薬剤師の調剤業務遂行に対する気持ちに余裕が生まれた。
D薬剤師の安全と患者さんの安心が確保出来た。
【考察】
今回鑑査システムを導入したことにより、代表的なプレインシデント事例の発生を限りなくゼロにすることができた。ひいては調剤での業務改善にも繋がったことは大変意義にある事だと考える。
今後当社としましては、全社的に薬剤師の安全と患者さんの安心を更に向上させるため、早急に、全店舗に鑑査システムの導入を推進する。
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