「薬局におけるサプリメント利用者への対応とサポート体制」
株式会社ユタカファーマシー 藤田知子


はじめに

通販、訪問販売についで、健康食品、サプリメントの販売金額高の多いのがドラッグストアである。ドラッグストア利用客に対し店頭でアンケートを行ったところ、サプリメントの利用者は大変多いことがわかっている。そしてその多くの方が、サプリメントは、疾病を治療するものでなく、あくまでも治療を助け、健康維持、栄養補給であるという認識をもたれている。@患者さんへの健康食品・サプリメンと情報:私たち薬剤師自身が、サプリメントについて本当に正しく理解し、患者さん、お客さんが理解できる情報を提供しているだろうか、またサプリメントがより有効に活用されるようアドバイスできているだろうか、個々のサプリメントのエビデンスをきちんと調べる体制ができているだろうか。A主治医への健康食品・サプリメント情報:薬剤師として、どのように、医療機関に患者さんが飲まれている健康食品の情報を伝えたらいいのかなど、日ごろ感じている疑問について改めて考えてみたいと思う。

@患者さんへの健康食品・サプリメント情報

弊社薬剤師(91名)に行った健康食品・サプリメントに対するアンケート結果によると、店頭でアドバイスする薬剤師とて、健康食品・サプリメントに関する知識力や情報提供力は、不十分であり、自信をもって対応しているわけではないことがわかった。現場では、医薬品との相互作用についての質問を多く受けるのだが、作用機序や、薬理作用が分かっているものは黒であると認識できるが、ほとんどは灰色のものばかりで、情報提供にも断定的な言葉を避けている。では、健康食品・サプリメントはいったい何か?あらためて考えると、サプリメントをなぜ利用しているのかという答えになるのである。そう、なんとなく健康にいいから、体にいいと言われているから、今後、病気にならないようにしたいからなのである。健康食品・サプリメントに対する意識がこれでいいのか?健康であると思っているとき、薬物治療中であるとき、主治医から見た健康食品・サプリメントについてどのように考えておられるか、お伺いしたい。

A主治医への健康食品・サプリメント情報

われわれは、患者さんのお薬履歴の把握のため、おくすり手帳の携帯を推奨している。転居時、災害時に過去の医療用医薬品の服用履歴が分かるため大変重要であると説いている。そして、そのお薬手帳に服用されているサプリメントの名称や働きを書いたものを貼り付け、主治医が、また患者さん自身も何を飲んでいるのかがわかるようにしている。このように、薬剤師がサプリメント・健康食品の情報提供、内容を検討することはこれからの大きな課題である。そして、主治医の先生方から見た、このような情報提供のあり方について改めてご意見を伺い、ともに、サプリメント・健康食品利用者への対応を検討したいと思う。

1991年 京都薬科大学 製薬化学科 卒業
1991年 日本新薬株式会社 勤務
1997年 株式会社ユタカファーマシー 勤務
2007年 株式会社ユタカファーマシー経営企画室課長
     現在に至る

 

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