ペットに関するQ&A

フイラリア症ってどんな病気?

原因:
蚊による媒介感染により、心臓や肺の血管内にソーメン状の細長いフイラリア(犬糸状虫)が寄生し、心臓に損傷を与えます。

症状:
初期は軌、咳、元気がない、毛づやが悪い程度ですが、しだいに運動を嫌がるようになり、食欲はあっても体重は減少し、脱毛をおこすこともあります。
進行すると失神、腹水、胸水などの重い症状になります。フイラリアの成虫が心腺に寄生すると、心臓肥大や肝硬変などの病気を引き起こします。

治療:
一般には殺虫剤を投与してフイラリアを死滅させる方法をとりますが、多数寄生例では死んだ虫体が肺動脈につまり危険なため、その場合は対症療法や食事療法で延命させる方法がとられます。

予防:
予防薬を投与します。(ただしすでに感染している犬は服用で重大な副作用が出ることがあるので、投薬前に必ず血液検査を受ける)

バラインフルエンザウイルス感染症(ケンネルコーフ)ってどんな病気?

原因:
咳やくしやみによる空気感染で感染しやすい病気で、ウイルスと細菌の混合感染により発症します。

症状:
おもな症状はがんこな咳です。咳のほか、くしゃみ、発熱など気管支炎や肺炎の症状を示し、鼻汁が出て、咳のあとにたんがからみ吐くこともあります。
子犬の場合、食欲がなくなり衰弱して死に至ることもあります。

治療:
咳に対する対症療法が中心ですが、、病原体が細菌の場合には、抗生物質を投与します。
予防:
定期的なワクチン接種が有効です。
(生後2か月ごろに1回目、3か月ごろに2回目の混合ワクチン接種を受け、その後、年1回の追加接種を受ける)

パルポウイルス感染症ってどんな病気?

原因:
病犬の便や嘔吐物、汚染された食器、ふれた人の手や衣類、靴の裏などにもウイルスが付着して経口感染します。

症状:
激しい急性胃腸炎で嘔吐、下痢、血便により衰弱も激しいです。腸の粘膜がひどくただれる消化器型と、急性心不全で突然死する心筋炎型があり、はとんどが消化器型です。感染すると短期間で死亡することが多く、「犬コロリ病」ともいわれ、子犬の死亡率は非常に高いです。

治療:
脱水症状の回復治療が中心で、輸液と栄養分の補給を行い、また、二次感染予防として抗生物質を投与します。

予防:
定期的なワクチン接種が有効です。
(生後2か月ごろに1回目、3か月ごろに2回目の混合ワクチン接種を受け、その後、年1回の追加接種を受ける)
パルポワクチンは年齢や地域により、6か月ごとに接種することもあります。

レプトスビラ症ってどんな病気?

原因:
病原体はレプトスビラ菌で、保菌動物のネズミや犬の尿によって汚染された土や水、食べ物から経口感染したり、傷口から感染します。。
症状:。
カニコーラ型とワイル氏型があります。。
カニコーラ型は腎炎がおこり、尿毒症が進むと激しい下痢、嘔吐を繰り返し、さらに脱水状態に陥ることもあります。。
ワイル氏型は症状がさらに激しく、先の症状に加えて70%に黄痘が見られ、死亡率も高く、ときには人間にも感染します。。

原因菌撲滅のために抗生物質を投与し、同時に対症療法を行います。
この病気は人へ感染することもあるので、看護のあとは十分な消毒が必要です。

伝染性肝炎ってどんな病気?

原因:
病原体は犬アデノウイルス?型で、病犬の便や尿、唾液、食器などから経口感染するウイルス性の病気です。
侵入したウイルスは、肝腺の細胞に障害を及ぽします。
症状:
約1週間の潜伏期間後、数日にわたって40度前後の高熱と食欲不振をあらわし、鼻汁、結膜炎や角膜炎が見られます。
重症の場合には嘔吐や下痢、口腔内の充血と点状出血などを伴い、突然死することもありますが、まったく症状をあらわさない場合や、軌、症状しか起こらない場合もあります。

治療:
肝臓の横能回復のための治療が中心で、それと並行して対症療法と、二次感染予防の抗生物質の投与、栄養補給のための輸液療法を行います。

予防:
定期的なワクチン接種が有効です。
(生後2か月ごろに1回目、3か月ごろに2回目の混合ワクチン接種を受け、その後、年1回の追加接種を受ける)