お薬に関するQ&A

更新2012年12月19日

体の中で薬はどうなるの?

くすりは体の中で、『吸収⇒分布⇒代謝⇒排泄』という流れをとります。
くすりがその働きを現すためには、体内に吸収され効果を示す部位へ到達することが必要です。
のみ薬の場合、大部分は小腸から吸収され、血液、リンパの流れによって全身に運ばれ効果を発揮します。吸収されたくすりは体内にほぼ均等に移行すると考えられますが、脂肪に溶けやすいくすりは、脂肪組織や脂肪の多い神経系に比較的よく集まるなど、薬によって分布に差があります。
坐薬は直腸から吸収され、胃などの消化管を通らず血液中へ入り運ばれます。一部の坐薬では腸肝循環(胆汁酸とともに十二指腸へ放出され再び腸から吸収される)により消化管を通るので胃腸への副作用も現れることがあります。
くすりが吸収されて体内に入り効果を発揮すると同時に、体内ではくすりを変化させて体外に排泄しようとします。この変化を代謝といい、代謝を受けたくすりは尿や便と一緒に排泄されます。この変化はくすりに限らず生体内での有害物質にもあてはまり、広い意味で解毒作用と言えます。